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【徹】🔗🔉

【徹】 15画 彳部 [常用漢字] 区点=3716 16進=4530 シフトJIS=934F 《常用音訓》テツ 《音読み》 テツ/テチ〈ch〉 《訓読み》 とおる(とほる)/とる 《名付け》 あきら・いたる・おさむ・とお・とおる・ひとし・みち・ゆき 《意味》 テッス{動}とおる(トホル)。するりと突き抜ける。つらぬきとおす。〈類義語〉→貫。「貫徹」「汗気徹天=汗気、天ニ徹ル」〔→捜神記テッス{動}とる。すっと抜きとる。とり去る。場にある物をとり去る。〈同義語〉→撤テツ。「徹去(=撤去)」「以雍徹=雍ヲモッテ徹ス」〔→論語テッス{名・動}周代の租税の制度。十分の一の税率。また、その税率で租税をとる。▽「漢書」食貨志によれば、一里を九分し、八家それぞれ百畝ヒャッポを私有し、残りの百畝を公田とした。公田のうち二十畝を宅地とし、八十畝を八分して、一家ごと十畝の収穫を租税とした。「徹法」「周人百畝而徹、其実皆什一也=周人ハ百畝ニシテ徹ス、ソノ実ハミナ什ニ一ナリ」〔→孟子〕 《解字》 会意。育は「子の逆形+肉」よりなり、お産のとき頭から赤子がうまれるさま。胎内からするりと抜け出ることを示す。また、攴印と彳印は手と足の動作を示す動詞記号。徹は「彳+育+攴」で、するりと抜け出る、抜きとおすなどの動作を示す。 《単語家族》 達(するりと抜ける)屮テツ(草の芽が地上に抜け出る)撤テツ(さっと抜きとる)と同系。 《熟語》 →熟語 →下付・中付語

【徹上徹下】🔗🔉

【徹上徹下】 テツジョウテッカ 上から下まで一貫する。道理と実践など、上下関係にある物事を完全に一体化させることのたとえ。〔→朱子語類

【徹底】🔗🔉

【徹底】 テッテイ 底まで貫きとおる。すみずみまで行き届く。完全に悟りきる。

漢字源 ページ 1569