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【恢】🔗🔉

【恢】 9画 部  区点=1890 16進=327A シフトJIS=89F8 《音読み》 カイ(クイ)/ケ〈hu〉 《訓読み》 ひろい(ひろし)/ひろめる(ひろむ) 《意味》 {形・動}ひろい(ヒロシ)。ひろめる(ヒロム)。中がうつろにひろくあいているさま。わくをひろめる。〈類義語〉→宏コウ。「恢弘カイコウ」「恢恢カイカイ」「恢我疆宇=我ガ疆宇ヲ恢ム」〔→漢書〕 《解字》 形声。「心+音符灰」で、もと後悔の悔(うつろな気持ち)と同意であったが、普通にはうつろにひろく空間のあいている意に用いる。 《単語家族》 宏コウや弘コウはその語尾が鼻音となって伸びたもので、もと、同系。 《熟語》 →熟語 →下付・中付語

【恢弘】🔗🔉

【恢弘】 カイコウ =恢宏。ひろく大きい。ひろめる。ひろまる。「恢弘志士之気=志士ノ気ヲ恢弘ス」〔→諸葛亮

【恢奇】🔗🔉

【恢奇】 カイキ 大きくてすぐれている。「為人恢奇多聞=人ト為リ恢奇多聞」〔→史記非常に珍しい。

【恢恢】🔗🔉

【恢恢】 カイカイ ひろく大きいさま。「天網恢恢疎而不失=天網恢恢、疎ニシテ失ハズ」〔→老子ゆったりして余裕があるさま。

【恢偉】🔗🔉

【恢偉】 カイイ 大きくて、目だつさま。〈同義語〉魁偉。

【恢達】🔗🔉

【恢達】 カイタツ 心がひろくて大きい。

【恢復】🔗🔉

【恢復】 カイフク →「回復」

【恢詭】🔗🔉

【恢詭】 カイキ 非常に怪奇な。

【恢廓】🔗🔉

【恢廓】 カイカク わくをひろげて大きくする。拡大。拡張。心がひろく大きい。〔→後漢書

【恢誕】🔗🔉

【恢誕】 カイタン おおげさなでたらめ。大きい。

【悔】人名に使える旧字🔗🔉

【悔】 人名に使える旧字 9画 部 [常用漢字] 区点=1889 16進=3279 シフトJIS=89F7 《常用音訓》カイ/く…いる/くや…しい/く…やむ 《音読み》 カイ(クイ)/ケ〈hu〉 《訓読み》 くやしい/くいる(くゆ)/くやむ/くい/くやみ 《意味》 {動}くいる(クユ)。くやむ。失敗したあと、暗い気持ちになる。がっかりして残念がる。「改悔」「太甲悔過=太甲、過チヲ悔ユ」〔→孟子{名}くい。残念な気持ち。「後悔」「死而無悔者=死シテ悔イナキモノ」〔→論語〕 〔国〕くやみ。人の死をとむらうことば。 《解字》 形声。毎マイの音は、海・悔・晦カイにおいては子音が変わり、カイ(クイ)という音をあらわす。悔は「心+音符毎」で、心が暗い気持ちになること。 《単語家族》 海(暗い色をしたうみ)晦(月のない暗いみそか)灰(黒い燃えかす)などと同系。 《参考》 人名に旧字使用可。旧字の総画数は10画。 《熟語》 →熟語 →下付・中付語

漢字源 ページ 1679