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【今来古往】🔗🔉

【今来古往】 コンライコオウ 昔から今までの間。古往今来。

【今雨】🔗🔉

【今雨】 コンウ・キンウ〈故事〉旧雨に対して、新しくつきあった友人。▽「雨」は「友」に通じる。杜甫トホの文「秋述」の中の「尋常車馬之客、旧雨来、今雨不来=尋常車馬ノ客、旧雨来タリ、今雨来タラズ」から。

【今者】🔗🔉

【今者】 キンシャ・イマ 現在。また、ちかごろ。▽「者」は、時をあらわす語につく助辞。

【今昔】🔗🔉

【今昔】 コンジャク・コンセキ 今と昔。昨夜。

【今昔之感】🔗🔉

【今昔之感】 コンジャクノカン・コンセキノカン 現在の身の上と過去の身の上とを比べて、時世や境遇の激しい移りかわりに対する驚きの感情。

【今是昨非】🔗🔉

【今是昨非】 コンゼサクヒ 過去のあやまちにはじめて気づくこと。▽きょうは是(よい)であり、きのうは非(悪い)であるの意。〔→陶潜

【今茲】🔗🔉

【今茲】 コンジ・キンジ ことし。今すぐ。▽「茲」は、今ここで。

【今暁】🔗🔉

【今暁】 コンギョウ きょうの明けがた。

【今隷】🔗🔉

【今隷】 キンレイ 漢代の隷書を古隷コレイというのに対し、魏ギ・晋シン代以降の楷書カイショのこと。

【今古奇観】🔗🔉

【今古奇観】 キンコキカン〈書物〉四〇巻。明ミン末の抱甕老人ホウオウロウジンの編。1633〜44年成立。明代の通俗短編小説の選集。編者の抱甕老人については、本名さえわかっていない。明末の1621〜44年ごろに相ついで出版された『三言サンゲン』『二拍ニハク』に収められている二〇〇編の話本・擬話本から、明代の作品を中心に『三言』二九編、『二拍』一一編の計四〇編を選んで、一冊の本にまとめたもの。日本にも早くから伝わり、上田秋成の『雨月物語』、滝沢馬琴の『松染情史ショウゼンジョウシ』『高尾船字文タカオセンジモン』などの小説、近松徳叟チカマツトクソウの『侠顔廓日記ダテクラベクルワニッキ』などの戯曲はすべて本書中の各編に題材を得ており、江戸時代の文学に与えた影響は大きい。本書はまた西洋にも早くから紹介されており、イギリス・フランス・ドイツ各国語に、それぞれ部分的な翻訳がなされている。

漢字源 ページ 173