【所由】 ショユウ ヨルトコロ理由となるもの。「視其所以、観其所由＝ソノモチル所ヲ視、ソノ由ル所ヲ観ル」〔→論語〕経歴。履歴。

【所用】 ショヨウ モチイルトコロ使うもの。また、使うこと。〔国〕特別に行わなければならない用事。

【所在】 ショザイ アルトコロ現に人のいる所や物のある所。ありか。いたる所。どこでも。場所。〔国〕「所在ない」とは、てもちぶさたである。

【所存】 ショゾン ありか。あり場所。〔国〕心に思っている考え。

【所有】 ショユウ・ユウスルトコロ 自分のものとして持っていること。また、そのもの。「以其所有易其所無者＝ソノ有スルトコロノモノヲモッテ、ソノ無キトコロノモノニ易フ」〔→孟子〕アラユル →〈意味〉

【所見】 ショケン 見た事がら。見た結果得られた意見・考え。

【所作】 ショサ 「所為」と同じ。〔国〕芝居や踊りなどを行うときの手・足・からだの動かし方。しぐさ。所作事。

【所怙】 ショコ 頼りにするものの意から、親のこと。

【所為】 ショイ する事がら。しわざ。『所作ショサ』〔→荘子〕世間一般でそういっている。だから。それゆえ。『所以ショイ』

【所信】 ショシン 信ずるところ。

【所帰】 ショキ・キスルトコロ 帰着する場所。また、よりどころ。〔→老子〕

【所従】 ショジュウ シタガウトコロ心の向かうところ。気のむくまま。付き従うもの。家来。〔俗〕原因。由来。

【所帯】 ショタイ〔国〕一戸をかまえて営む独立の生計。一つの独立した住居や生計の下に営まれる生活体。〈同義語〉世帯。

【所得】 ショトク 獲得するもの。自分のものとするもの。収入。