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【掎角】🔗🔉

【掎角】 キカク 前と後ろの両方から敵にあたること。▽「掎」は、鹿をとらえるとき、後ろからその足をひっぱること。「角」は、前から鹿の角をつかまえること。〔→左伝

【掬】🔗🔉

【掬】 11画 部  区点=2137 16進=3545 シフトJIS=8B64 《音読み》 キク〈j〉 《訓読み》 すくう(すくふ) 《意味》 キクス{動}すくう(スクフ)。片手または両手をまるくして、その中へ水をすくいとる。また、手のひらをまるめて、その中にのせる。「掬水=水ヲ掬フ」「流花去難掬=流花去リテ掬シ難シ」〔→高啓「可掬キクスベシ」とは、手にすくうほど多いこと。手にとって見るほど明らかである。「饑寒之色可掬=饑寒ノ色、掬スベシ」〔→杜子春〕「舟中之指可掬也=舟中ノ指掬スベシ」〔→左伝{単位}両手一ぱいほどの量。▽春秋・戦国時代の一掬は、約〇・二リットル。 《解字》 会意兼形声。右側の字(音キク)は「勹(つつむ)+米」からなる会意文字で、手をまるめて米や水をつつむようにすくうこと。のち、手をそえた掬の字で、その原義をあらわす。また、まるくつつんだ意を含む。 《単語家族》 菊(まるくつつんだ形をした球状のきくの花)鞠キク(まるいたま)球と同系。 《類義》 →汲 《熟語》 →熟語 →下付・中付語

漢字源 ページ 1858