【提学】 テイガク 宋ソウ代から清シン代まであった官名。地方の学校行政を監督した。

【提供】 テイキョウ 自分の持っている物品・設備などを多くの人の役にたつようにさし出すこと。

【提孩】 テイガイ ようやく骨組みができて、手をひけるようになった子ども。▽「孩」は、骨組みができて、からだつきが整うこと。〈類義語〉孩提ガイテイ。

【提封】 テイホウ およそ。あらまし。

【提要】 テイヨウ その物事の要点をあげ示す。また、その書物。『提綱テイコウ』

【提案】 テイアン 会議で、意見・議題などを出すこと。また、出された考え。『提議テイギ』

【提起】 テイキ 解決すべき事がらとして問題を持ち出す。持ちあげる。

【提挙】 テイキョ 官名。特殊な事務を指導する役。宋ソウ代、提挙水利・提挙茶塩などがあった。監督官。

【提挈】 テイケツ 互いに手をとりあって行く。「有諸院孤小弟妹六七人提挈同来＝諸院ノ孤小弟妹六七人ノ提挈シテ同ジク来タルアリ」〔→白居易〕処理する。「提挈人間之際＝人間ノ際ヲ提挈ス」〔→淮南子〕互いに助けあって共同で行う。掲げ示す。「提挈綱維＝綱維ヲ提挈ス」〔→朱熹〕

【提唱】 テイショウ 新しい意見などを先にたって主張して人々を説く。＝提倡。〔仏〕禅宗で、祖師の僧が著した書を学僧に説明し指導する。

【提琴】 テイキン 明ミン・清シン代の楽器の一つ。胡弓コキュウに似た形で二弦のもの。バイオリン。

【提訴】 テイソ 訴訟を提起する。

【提提】 テイテイ しゃんと胸をのばして張ったさま。また、自信があって落ち着いたさま。「好人提提＝好マシキ人ハ提提タリ」〔→詩経〕はっきりしているさま。〔→淮南子〕シシ 鳥がすいすいとまっすぐに飛ぶさま。〔→詩経〕