【新婦】 シンプ 新しく結婚した女子。花嫁。〈対語〉新郎。「新婦舂糧睡独遅＝新婦糧ヲ舂キ、睡独リ遅シ」〔→高啓〕〔国〕結婚式における花嫁のこと。〈対語〉新郎。

【新涼】 シンリョウ 秋の初めのころのすがすがしい涼しさ。

【新粧】 シンショウ・シンソウ ＝新妝。新しい装い。化粧したての姿。

【新晴】 シンセイ 雨のあとに晴れること。また、その空。『新霽シンセイ』「新晴、錦繍文＝新晴錦繍ノ文ノゴトシ」〔→杜甫〕

【新莽】 シンモウ 前漢のあと、王莽のたてた国、新のこと。→〈意味〉

【新義】 シンギ 書物の内容についての新しい解釈。

【新歳】 シンサイ 新しい年。新年。「是時値新歳、慶拝乃唯内＝コノ時新歳ニ値フ、慶拝スナハチ唯ダ内ノミ」〔→梅尭臣〕年のはじめ。

【新穀】 シンコク その年、新しく取り入れた穀物。

【新嘗】 シンショウ その年はじめてとれた穀物を神に供えてまつること。〔国〕「新嘗祭」の略。▽「にいなめ」とも読む。

【新嘗祭】 ニイナメサイ・ニイナメマツリ〔国〕天皇がその年とれた穀物を天地の神にささげ、みずからも食する祭り。古くは陰暦十一月の第二の卯ウの日に行われたが、明治以後は十一月二十三日に行われる。

【新暦】 シンレキ 太陽暦。陽暦。〈対語〉旧暦。新しくできた、来年の暦。

【新鋭】 シンエイ その分野に新しくあらわれて勢力が強いこと。また、そのような人やもの。新進気鋭。

【新興】 シンコウ 新しくおこって勢いが盛んなこと。「新興国家」

【新禧】 シンキ 新年の喜び。「恭賀新禧」

【新鮮】 シンセン 今までのものとは違って新しいこと。食べ物などが新しくて生きがよいこと。新しくてよごれていないこと。

【新霜】 シンソウ その年、はじめておりる霜。初霜。「菊花天気近新霜＝菊花ノ天気新霜近シ」〔→陸游〕