【旦】 5画　日部　［人名漢字］ 区点=3522　16進=4336　シフトJIS=9255 《音読み》　タン〈dn〉 《訓読み》　あした 《名付け》　あき・あきら・あけ・あさ・ただし 《意味》 ｛名｝あした。日の出。日の出るころ。〈対語〉→夕・→暮。〈類義語〉→朝（あさ）。「元旦ガンタン」「平旦ヘイタン（夜あけ）」「命在旦夕＝命旦夕ニ在リ」 ｛形｝外にあらわれ出るさま。あらわな。「旦旦タンタン」 ｛名｝〔俗〕中国の劇で、女にふんする役者。女形オヤマ。「花旦ホアタン（若い美人を演じるおやま）」 《解字》 会意。「日＋一印（地平線）」で、太陽が地上にあらわれることを示す。目だった物が外にあらわれ出ること。 《単語家族》 誕生の誕（子どもが胎外にあらわれる）蛋タン（母体外にあらわれ出る卵）袒タン（肌を外にあらわす）などと同系。 《類義》 →朝 《熟語》 →熟語 →下付・中付語

【旦夕】 タンセキ 朝と夕。朝晩。朝も晩もたえず。つねづね。「孟子懼旦夕勤学不息＝孟子懼レテ旦夕学ヲ勤メテ息マズ」〔→列女〕わずかな時。また、危険な物事や時期が切迫していること。「命在旦夕＝命旦夕ニ在リ」

【旦日】 タンジツ 夜明けの太陽。明朝。また明日。「旦日饗士卒＝旦日士卒ヲ饗セヨ」〔→史記〕

【旦旦】 タンタン 毎朝。朝な朝な。毎日毎日。「旦旦而伐之＝旦旦ニシテ之ヲ伐ル」〔→孟子〕誠意が外にあらわれるさま。▽一説に、明らかなさま。「信誓旦旦＝信誓旦旦タリ」〔→詩経〕

【旦那】 ダンナ ＝檀那。〔仏〕布施フセ。また、寺や僧に寄附する人を、僧が呼ぶことば。施主。▽梵語ボンゴの音訳。〔国〕商家で店員が男の主人を、商人が男の客を、また、妻が夫を呼ぶことば。