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【槐市】🔗🔉

【槐市】 カイシ 漢代、長安の東方にあった市場の名。槐エンジュを植え各地からの産物・書籍・楽器を売買し、学問をも論じたので、のち、大学の別名となった。「黒風吹来遍槐市=黒風吹キ来タリテ槐市ニ遍シ」〔→呉偉業

【槐安夢】🔗🔉

【槐安夢】 カイアンノユメ〈故事〉→「南柯夢ナンカノユメ」

【槐位】🔗🔉

【槐位】 カイイ 三公の位。『槐座カイザ・槐庭カイテイ・槐鉉カイゲン・槐鼎カイテイ』▽朝廷の庭に三本の槐エンジュを植え、三公がそれに向かってすわった故事や、鼎カナエの三本足や、鉉ゲン(鼎の耳の金具)を三公にたとえたことから。

【槐門】🔗🔉

【槐門】 カイモン 大臣・三公の家がら。

【槐宸】🔗🔉

【槐宸】 カイシン 天子の宮殿。

【槐棘】🔗🔉

【槐棘】 カイキョク 槐エンジュの木と、いばらの木。三公九卿サンコウキュウケイをさす。

【概】🔗🔉

【概】 14画 木部 [常用漢字] 区点=1921 16進=3335 シフトJIS=8A54 《常用音訓》ガイ 《音読み》 ガイ/カイ〈gi〉 《訓読み》 とかき/おおむね(おほむね)/おもむき 《名付け》 むね 《意味》 {名}とかき。ますの中に穀物を入れて平らにならす棒。ますかきの棒。 {動・形}欠けた部分がないように全体をならす。また、そのさま。おおまかな。「概括」「概観」 ガイシテ{副}おおむね(オホムネ)。でこぼこをならして全体としていうと。「大概(おおむね)」「一概」 {名}全体をならしてみた分量。全体のスケール。転じて、人間のスケール・器量をもいう。「梗概コウガイ(あらましのすじ)」「風概(人物のスケール)」 {名}おもむき。全体のスケール。けしき。全体を見わたした規模。「勝概(よいけしき)」 《解字》 会意兼形声。旡キ・カイは、人が腹をいっぱいにしてのけぞったさま。既は「皀(ごちそう)+音符旡」からなり、人がごちそうで腹をいっぱいにしたさま。概は「木+音符既」で、ますの中に米をいっぱいに満たすますかきの棒。全体をならして欠けた部分のないようにする意となる。→既 《単語家族》 漑ガイ(水を田にいっぱいに満たす)慨(胸がいっぱいにつまる)などと同系。 《熟語》 →熟語 →下付・中付語

漢字源 ページ 2297