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【櫛】🔗🔉

【櫛】 17画 木部  区点=2291 16進=367B シフトJIS=8BF9 《音読み》 シツ/シチ〈zh〉 《訓読み》 くし/くしけずる(くしけづる) 《意味》 {名}くし。髪の毛をすきとかす道具。 {動}くしけずる(クシケヅル)。くしで髪の毛をすく。 {形}くしの歯のようにすきまなく並んださま。「櫛比シッピ」 《解字》 会意兼形声。節セツは、きちんとそろった竹のふし。櫛は「木+音符節セツ・シツ」。竹のふしを切りとり、それにぎざぎざの歯をきざんだくし。 《熟語》 →熟語 →下付・中付語 →故事成語

【櫛比】🔗🔉

【櫛比】 シッピ くしの歯のように、すきまなく並ぶ。▽「詩経」周頌・良耜の「其比如櫛=其ノ比ブコト櫛ノ如シ」から。

【櫛沐】🔗🔉

【櫛沐】 シツモク 髪をくしけずり、ゆあみする。「睡足起閑坐、景晏方櫛沐=睡リ足リテ起キテ閑坐シ、景晏クシテマサニ櫛沐ス」〔→白居易

【櫛風沐雨】🔗🔉

【櫛風沐雨】 シップウモクウ・カゼニクシケズリアメニモクス〈故事〉風に髪の毛をさらしてくしを入れるかわりとし、髪に雨をかぶって髪を洗ったこととする。風雨にさらされて、苦労する。目的を達成するために、世の中で、非常に苦労すること。「風櫛雨沐フウシツウモク」とも。▽「荘子」天下篇の「沐甚雨、櫛疾風=甚雨ニ沐シ、疾風ニ櫛ル」から。

【櫛梳】🔗🔉

【櫛梳】 シツソ 髪をくしずける。

【櫛櫛】🔗🔉

【櫛櫛】 シツシツ くしの歯のように、並んで続いているさま。「銀雲櫛櫛殿明=銀雲櫛櫛殿明ルシ」〔→李賀

【櫑】🔗🔉

【櫑】 19画 木部  区点=6110 16進=5D2A シフトJIS=9F49 《音読み》 ライ〈li〉 《意味》 {名}まるくもりあがる雷雲の形を彫刻した酒だる。〈同義語〉→罍{名}剣のつかがしらの飾り。剣の頭部に玉でろくろの形をつくり、その上に木彫りの飾りをつける。「櫑具ライグ」 《解字》 会意兼形声。右側の字は、まるくもり上がる意を含む。櫑はそれを音符とし、木をそえた字。

漢字源 ページ 2339