【低回趣味】 テイカイシュミ〔国〕俗世間の煩わしい物事を避け、ゆとりのある気持ちで人生を生きようとする態度。▽夏目漱石が高浜虚子の短篇小説集「鶏頭」の序文で用いたことば。

【低吟】 テイギン 詩・歌を低い小さい声でうたう。

【低昂】 テイコウ ＝低仰。低くなったり高くなったりする。「青山久与船低昂＝青山久シク船ト低昂ス」〔→蘇軾〕

【低俗】 テイゾク 趣味や好みの傾向の程度が低くていやしい。

【低眉】 テイビ たれさがっている眉マユ。マユヲタル眉をたれて伏し目になる。「低眉信手続続弾＝眉ヲ低レ手ニ信セテ続続ト弾ズ」〔→白居易〕

【低迷】 テイメイ 雲・霧などが低く漂うさま。「低迷黄昏逕＝低迷ス黄昏ノ逕」〔→李賀〕物事や気持ちが、もやもやしてはっきりしないさま。「低迷思寝＝低迷シ寝ヌルヲ思フ」〔国〕物事の悪い状態からぬけ出せずに苦しむこと。

【低唱】 テイショウ 低い小さな声で歌う。「低唱浅酌センシャク」

【低減】 テイゲン 量や率が減ること。また、量や率を減らすこと。値段が安くなること。また、値段を安くする。