【汗馬】 カンバ 「汗血馬」の略。乗っている馬に汗をかかせてかけずりまわり、力を尽くす。戦場でてがらをたてること。

【汗馬之労】 カンバノロウ〈故事〉馬に汗をかかせて戦場をかけまわる尽力。戦功のこと。〔→史記〕人のために奔走して、馬に汗をかかせるほどの苦労。

【汗漫】 カンマン 水がひろびろとしているさま。まとまりのないこと。うわついて切実でないこと。

【汗簡】 カンカン 油をぬいた竹のふだ。転じて、文書・書籍。

【汗顔】 カンガン・カオニアセス 恥ずかしく思って顔に汗をかく。はげしく労働するさま。〔→韓愈〕

【江】 6画　水部　［常用漢字］ 区点=2530　16進=393E　シフトJIS=8D5D 《常用音訓》コウ／え 《音読み》　コウ（カウ）／コウ〈jing〉 《訓読み》　かわ（かは）／え 《名付け》　え・きみ・ただ・のぶ 《意味》 ｛名｝中国大陸を東西に貫いて流れる揚子江のこと。▽中国ではこの川全体を長江といい、揚子江とはその下流を呼ぶことば。 ｛名｝かわ（カハ）。大きなかわ。 〔国〕え。海や湖の水が陸地に入りこんだところ。「入り江」 《解字》 会意兼形声。工は、上下の面に穴をあけてつき通すことをあらわす指事文字。江は「水＋音符工」で、つき通す意味を含む。大陸をつらぬく大河。 《単語家族》 口（くち）空（あな）と同系。 《類義》 →河 《熟語》 →熟語 →下付・中付語 →故事成語 →主要人名

【江口】 コウコウ 川のほとり。川と川の合流点。

【江山】 コウザン 川と山。山川。山水。また、特にそのけしき。「江山猶是昔人非＝江山ハナホ是ニシテ昔人ハ非ナリ」〔→蘇軾〕国土。

【江上】 コウジョウ 川の水の上。「江上有一漁父乗船＝江上ニ一漁父有リテ船ニ乗ル」〔→史記〕川のほとり。「春風江上路＝春風江上ノ路」〔→高啓〕