【流黄】 リュウコウ もえぎ色の絹布。玉の一種。＝硫黄。いおう。

【流寇】 リュウコウ 徒党を組んで各地を渡り歩く盗賊。『流賊リュウゾク』

【流産】 リュウザン 妊娠七か月以内に胎児タイジが死んでうまれること。〔国〕計画などが途中で中止されること。

【流徙】 リュウシ 人民が戦争などのためにあちこちとさまようこと。▽「徙」は、うつりゆくこと。

【流転】 ルテン・リュウテン ぐるぐるめぐる。一つの状態にとどまらず、うつり変わること。「万物流転」〔仏〕人の生死・因果などあらゆることが常にくりかえされて、限りがないこと。輪廻リンネ。▽流は相続、転は転起で、人が三界・六道に転生し、とどまることがないこと。

【流動】 リュウドウ ながれ動いて固定しない。状態などが常にうつり変わって一定していないこと。

【流庸】 リュウヨウ ＝流傭。故郷を離れて流浪し、人に雇われて働く。「民、匱於食、流庸未尽還＝民、食ニ匱シク、流庸シテイマダ尽クハ還ラズ」〔→漢書〕

【流寓】 リュウグウ さすらい歩いて他郷に住むこと。

【流景】 リュウケイ 落日のけしき。夕日。

【流萍】 リュウヒョウ ながれていく浮き草。

【流落】 リュウラク おちぶれてさすらう。流浪落魄ラクハク。「不覚大流落＝覚エズ大イニ流落ス」〔→寒山〕

【流裔】 リュウエイ 血すじの続いている遠い子孫。

【流罪】 リュウザイ・ルザイ 流刑。流刑に相当する罪。

【流滞】 リュウタイ ながれ移ることと、滞ること。

【流電】 リュウデン いなずま。物事のすばやいたとえ。

【流誉】 リュウヨ それに相当することをしていないのに伝わるよい評判。よい評判が伝わる。

【流説】 リュウセツ・ルセツ 根拠のないうわさ。『流言リュウゲン・流語リュウゴ』〔→荀子〕