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【渙】🔗🔉

【渙】 12画 水部  区点=6250 16進=5E52 シフトJIS=9FD0 《音読み》 カン(クワン)〈hun〉 《意味》 カンタリ{形}水の流れの盛んに広がるさま。とけた氷の水が広がるさま。「渙兮若氷之将釈=渙トシテ氷ノ将ニ釈ケントスルガゴトシ」〔→老子{名}周易の六十四卦カの一つ。坎下巽上カンカソンショウの形で、ものが離れ出て広がるさまにかたどる。 《解字》 会意兼形声。「水+音符奐(ゆとりをあけて出る)」。 《熟語》 →熟語 →下付・中付語 →故事成語

【渙汗】🔗🔉

【渙汗】 カンカン 流れ広まるさま。王者が詔勅を出すこと。▽出た汗がもとにもどることがないように、一度出した詔勅は取り消すことができないの意。「易経」渙卦の「渙汗其大号=渙ノトキソノ大号ヲ汗ノゴトクス」から。

【渙発】🔗🔉

【渙発】 カンパツ 水が盛んに流れ広がる。詔勅を発令すること。▽水が盛んに広がるのにたとえていう。

【渙渙】🔗🔉

【渙渙】 カンカン 水が盛んに流れるさま。

【渙然氷釈】🔗🔉

【渙然氷釈】 カンゼントシテヒョウシャクス〈故事〉氷がとけるように何の疑問も、しこりも残らずに、すっきりすること。〔→杜預

【渠】🔗🔉

【渠】 12画 水部  区点=2184 16進=3574 シフトJIS=8B94 《音読み》 キョ/ゴ〈q〉 《訓読み》 みぞ/それ/かれ/なんぞ/いずくんぞ(いづくんぞ) 《意味》 {名}みぞ。両岸の間をあけて、水を通す用水路。「溝渠コウキョ」「河渠カキョ」 {形・名}間のびしているさま。大きいさま。親分。かしら。〈同義語〉→巨。「渠魁キョカイ」「渠帥キョスイ」 {指・代}それ。かれ。第三人称の代名詞。〈類義語〉→其。「雖与府吏要、渠会永無縁=府吏ニモトムト雖モ、渠オソラクハ永ク縁ナカラン」〔古楽府〕 {副}なんぞ。いずくんぞ(イヅクンゾ)。疑問や、反問をあらわすことば。▽何渠と続けても用いられる。「使我居中国、何渠不若漢=我ヲシテ中国ニ居ラシメバ、何渠ゾ漢ニシカザラン」〔→史記〕 《解字》 会意兼形声。「水+木+音符巨(両側の間があいている)」。 《単語家族》 巨(間が大きくあいている)距(間が広くあいている)と同系。 《熟語》 →熟語 →下付・中付語

漢字源 ページ 2601