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【煙景】🔗🔉

【煙景】 エンケイ かすみがたなびいている春げしき。「況陽春召我以煙景、大塊仮我以文章=イハンヤ陽春我ヲ召クニ煙景ヲモッテシ、大塊我ニ仮スニ文章ヲモッテスルヲヤ」〔→李白

【煙滅】🔗🔉

【煙滅】 エンメツ 煙のように消えてなくなる。

【煙際】🔗🔉

【煙際】 エンサイ もやがたちこめてかすんでいるあたり。「片帆煙際閃孤光=片帆煙際ニ孤光ヲ閃カス」〔→孫光憲

【煙塵】🔗🔉

【煙塵】 エンジン 煙と、ほこり。『煙埃エンアイ』兵馬が激しく往来するためにまきおこるつちぼこり。「九重城闕煙塵生=九重ノ城闕煙塵生ズ」〔→白居易転じて、戦乱のこと。

【煙樹】🔗🔉

【煙樹】 エンジュ もやの中にかすんで見える木。

【煙瘴】🔗🔉

【煙瘴】 エンショウ 中国南方にはやる悪性の風土病。

【煙霏】🔗🔉

【煙霏】 エンピ たなびくもや。もやや煙がたなびいているさま。「正春山好処、空翠煙霏=正ニ春山ノ好キ処、空翠煙霏タリ」〔→蘇軾

【煙霞】🔗🔉

【煙霞】 エンカ もやと、かすみ。「春樹隔煙霞=春ノ樹ハ煙霞ヲ隔ツ」〔→高啓もやにかすむけしき。山や川のあるすぐれたけしき。

【煙霞痼疾】🔗🔉

【煙霞痼疾】 エンカノコシツ 極端に自然のけしきを愛し旅行を好むくせ。『煙霞癖エンカヘキ』

【煙燼】🔗🔉

【煙燼】 エンジン 煙や、もえのこり。また、もえのこりの煙。滅亡するたとえ。

【煙霧】🔗🔉

【煙霧】 エンム 煙と霧。もや・かすみ・霧などのこと。「又将比煙霧、秋風未能披=マタ将テ煙霧ニ比セシモ、秋風イマダ披クアタハズ」〔→高啓こまかいちりが浮遊して生じる空気の濁り。

【煙蘿】🔗🔉

【煙蘿】 エンラ もやにかすんだ、つた。「玉樹瓊枝作煙蘿=玉樹瓊枝ハ煙蘿ヲ作ス」

【煥】🔗🔉

【煥】 13画 火部  区点=6369 16進=5F65 シフトJIS=E085 《音読み》 カン(クン)〈hun〉 《訓読み》 あきらか(あきらかなり) 《意味》 {形}あきらか(アキラカナリ)。火の光がまるく四方に広がりかがやくさま。「煥乎カンコ(かがやかしい)」「煥乎其有文章=煥乎トシテソレ文章アリ」〔→論語{動}氷がとけて、水が四方に広がる。ゆとりをあけて、広がっていく。▽渙カンに当てた用法。 《解字》 会意兼形声。奐カンは「女性が尻シリを開いたさま+大」の会意文字で、狭い陰門を広げて、胎児を取り出すことを示す。ゆとりをあけて広がる意を含む。煥は「火+音符奐」で、火の周囲にまるく光が広がること。 《単語家族》 換(周囲にゆとりをあけて、中の物を入れかえる)渙カン(氷の周囲がとけて、ゆとりがあく)緩(ゆとりが生じる、ゆるむ)などと同系。 《熟語》 →熟語 →下付・中付語

漢字源 ページ 2742