【白田】 ハクデン 水のない田。畑のこと。〈類義語〉陸田。

【白白】 ハクハク 物事が非常にはっきりしているさま。「明明白白」まっ白。〔俗〕むなしく。いたずらに。シラジラ〔国〕夜が明けて空がしだいに白くなってゆくさま。

【白衣】 ハクイ 白い衣服。「身著白衣頭似雪＝身ニハ白衣ヲ著ケ頭ハ雪ニ似タリ」〔→白居易〕「白丁ハクテイ」と同じ。〔国〕医者・看護婦・技師などの白い仕事着。▽ビャクイ・ビャクエとも読む。ビャクエ〔仏〕俗人。▽インドでは、僧は、黒衣をつけたことから。

【白羽】 ハクウ 白い羽毛。しらは。「嬾揺白羽扇＝白羽扇ヲ揺カスニ嬾シ」〔→李白〕白い羽でつくった矢。「偏坐金鞍調白羽＝偏ニ金鞍ニ坐シテ白羽ヲ調ス」〔→王維〕白い羽毛でつくった麾キ（将軍が指揮をするのに用いる旗じるし）。

【白圭】 ハッケイ ＝白珪。白く清らかな玉器。

【白州】 ハクシュウ 川の中などにできた白い砂の州。しらす。シラス〔国〕玄関前や庭園などで白い砂を敷いた所。昔、奉行所ブギョウショなどで、訴訟をさばいたり罪人をとり調べたりした所。

【白地】 ハクチ 白い布地。特別の理由もなく。なんとなく。「相看月未墜、白地断肝腸＝アヒ看テ月イマダ墜チズ、白地ニ肝腸ヲ断ツ」〔→李白〕〔俗〕むだに。いたずらに。アカラサマ〔国〕ありのままに、うちあけて話すさま。シロジ〔国〕布・紙などで、地色の白いもの。

【白沙】 ハクサ ＝白砂。白い砂。また、白い砂地。

【白寿】 ハクジュ〔国〕九十九歳。また、九十九歳の祝い。▽白の字は、百より一少ないことから。

【白状】 ハクジョウ 自分の犯した罪や秘密などをかくさずに申し述べること。また、それをしるした文書。〔→漢書〕〔国〕昔、罪人の申したてたことをしるした文書。供述書。