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【蒙衝】🔗🔉

【蒙衝】 モウショウ =艨衝。昔、戦争に用いた船。船体は細長く、牛の皮でおおい、矢・いしゆみを射る窓があって、はやくはしらせることができる。いくさぶね。

【蒙養】🔗🔉

【蒙養】 モウヨウ 才知をおおいかくし、見かけはおろかな者のようにして正道を修行する。▽「易経」蒙卦の「蒙以養正、聖功也=蒙ハモッテ正ヲ養フ、聖ノ功ナリ」から。子どもの教育を行うこと。

【蒙蔽】🔗🔉

【蒙蔽】 モウヘイ 知恵が発達しないで道理がわからないこと。おろか。ばか。〔→顔氏家訓人の目をかすめる。人をだます。

【蒙闇】🔗🔉

【蒙闇】 モウアン 幼稚で物事の道理をよく知らない。

【蒙翳】🔗🔉

【蒙翳】 モウエイ 草木や霜などがおおいかぶさる。

【蒙蘢】🔗🔉

【蒙蘢】 モウロウ =蒙籠。草木がはびこり乱れてしげるさま。「草莱荒蒙蘢=草莱荒トシテ蒙蘢タリ」〔→黄庭堅

【発蒙振落】🔗🔉

【発蒙振落】 モウヲヒラキラクヲフルウ〈故事〉かぶさったおおいをとり、落ち葉をふるいおとす。物事のたやすいことのたとえ。〔→史記

【蒙求】🔗🔉

【蒙求】 モウギュウ〈書物〉三巻。中唐の李瀚リカンの著。746年成立。上古から南北朝時代までの著名人の伝記や逸事を、四言五九六句に織りこんだもの。児童用に教科書としてつくられたもので、書名は『易経エキキョウ』の中の一句「童蒙我に求む」に基づく。一句四文字のうちに一つの話を収め、類似の話を二つあわせて一対にしてある。たとえば、蛍の光で勉強した車胤シャインの話と窓辺の雪のあかりで苦学した孫康ソンコウの話をあわせて「孫康映雪、車胤聚蛍」とした。日本には古くから伝わり、平安時代に貴族の子弟教育の教材に使用された。「勧学院の雀は蒙求をさえずる」(『宝物集』)ということばから、当時の盛行ぶりをうかがうことができる。1311年にはじめて和刻本『補註蒙求』が出版されて以来、江戸時代にますます盛んに行われ、多数の注釈書が出版された。

【蒙荘】🔗🔉

【蒙荘】 モウソウ〈人名〉→「荘子ソウシ」

漢字源 ページ 3825