複数辞典一括検索+

【蕉】🔗🔉

【蕉】 15画 艸部 [人名漢字] 区点=3054 16進=3E56 シフトJIS=8FD4 《音読み》 ショウ(セウ)〈jio〉 《意味》 {名}こげ茶色をした枯れ草の茎や木のはだ。雑草のあくた。 「芭蕉バショウ」とは、植物の名。葉は長い楕円ダエン形に開いて大きい。 「香蕉コウショウ」とは、バナナ。 {名}たきぎ。▽樵ショウに用てた用法。 {動}浅黒くやつれる。やせおとろえる。▽憔ショウに当てた用法。「蕉萃ショウスイ(=憔悴)」 《解字》 会意兼形声。「艸+音符焦ショウ(黒くこげる)」で、幹が黒くこげた色をしている木のこと。 《熟語》 →熟語 →故事成語

【蕉布】🔗🔉

【蕉布】 ショウフ ばしょうの葉の繊維で織った布。『蕉紗ショウシャ・蕉葛ショウカツ』

【蕉衣】🔗🔉

【蕉衣】 ショウイ ばしょうの葉の繊維で織った布でつくった衣服。

【蕉衫】🔗🔉

【蕉衫】 ショウサン ばしょうの葉の繊維で織った布でつくったひとえもの。「蕉衫烏角巾、半衲半村民=蕉衫ト烏角巾ト、半バハ衲半バハ村民」〔→袁宏道

【蕉雪】🔗🔉

【蕉雪】 ショウセツ〈故事〉雪の中に生えているばしょう。▽ばしょうは寒い地には育たないが、唐の王維が雪の中のばしょうを描いたという伝説から、画家が絵をかくときに、情趣を重んじて現実にとらわれないの意に用いられる。「寒池蕉雪詩人画=寒池蕉雪詩人ノ画」〔→高啓

【蕉鹿夢】🔗🔉

【蕉鹿夢】 ショウロクノユメ〈故事〉人生の成功不成功が夢のようにはかないことのたとえ。また、あきらめのよいことのたとえ。▽昔、鄭テイの国の人が鹿シカを殺し、ばしょうの葉をかぶせてかくしておいたが、その場所を忘れて、鹿をとったことも夢だったとあきらめたという「列子」周穆王篇の説話から。

漢字源 ページ 3842