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【冀】🔗🔉

【冀】 16画 八部  区点=4935 16進=5143 シフトJIS=9962 《音読み》 キ〈j〉 《訓読み》 などで/もって/ねがう(ねがふ)/こいねがう(こひねがふ)/ねがわくば(ねがはくは) 《意味》 {動}ねがう(ネガフ)。こいねがう(コヒネガフ)。心でそうなってほしいと思う。▽訓の「こひねがふ」は、「乞ふ+願ふ」から。〈同義語〉→期。「冀求キキュウ」「冀復得兔=復タ兔ヲ得ンコトヲ冀フ」〔→韓非{副}ねがわくば(ネガハクハ)。こうしてほしいものだ。▽「…せん」「…せよ」と受ける。「冀勿祟=冀ハクハ祟ルナカレ」〔常陸風土記〕 {名}中国の古代の九州の一つ。北部中国。今の河北・山西の二省、および河南省北部に当たる。「冀州キシュウ」 {名}河北省の別名。 《解字》 形声。「北+音符異イ」で、もと北部中国を冀州キシュウといった。ねがうの意に用いるのは、期待の期や覬キ(望む)に当てた仮借文字。 《熟語》 →熟語 →下付・中付語

【冀北】🔗🔉

【冀北】 キホク 冀州キシュウの北部地方。今の河北省の地。良馬の産地として有名。

【冀州】🔗🔉

【冀州】 キシュウ →〈意味〉

【冀図】🔗🔉

【冀図】 キト もくろみ。くわだて。〈同義語〉期図。

【冀幸】🔗🔉

【冀幸】 キコウ 幸運をねがう。〈同義語〉期幸。

【冀求】🔗🔉

【冀求】 キキュウ はげしく願いもとめること。希求。

【冀望】🔗🔉

【冀望】 キボウ 希望。望む。望みねがう。

【冀闕】🔗🔉

【冀闕】 キケツ 宮門の近くにある物見やぐら。中央が通り抜けられるようになっている。〔→史記

【冂】🔗🔉

【冂】 2画 冂部  区点=4936 16進=5144 シフトJIS=9963 《音読み》 ケイ/キョウ(キャウ)〈jing〉 《訓読み》 さかい(さかひ)/はるか(はるかなり) 《意味》 {名}さかい(サカヒ)。はるか遠い境界線を限る区画。 {形}はるか(ハルカナリ)。はるかかなたに遠いさま。▽迥ケイ(はるか)の原字。 《解字》 象形。はるかかなたの境界を示す。▽場所を示す口印を中に加えた字はその異体字。炯ケイ・迥ケイなどの音符となる。 《単語家族》 畦ケイ(田をくぎるあぜ道)街(町並みをくぐる街道)と同系。また画カク・劃カクはその入声ニッショウ(つまり音)に当たる。

漢字源 ページ 426