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【通儒】🔗🔉

【通儒】 ツウジュ いろいろな物事について広く知っている学者。「博洽多聞、時称通儒=博洽多聞、時ニ通儒ト称セラル」〔→後漢書

【通謀】🔗🔉

【通謀】 ツウボウ・ハカリゴトヲツウズ いっしょになってはかりごとをたくらむ。ぐるになる。

【通覧】🔗🔉

【通覧】 ツウラン ひととおり全体に目を通す。

【通観】🔗🔉

【通観】 ツウカン 物事の全体の状態を見渡す。

【通韻】🔗🔉

【通韻】 ツウイン 似ている韻を互いに通じて用いること。東・冬・江が相通じるなど。〔国〕同じ語が二つ異なる形であらわれるとき、その異なる部分の音が、五十音図の同段の音によって、互いに通じること。「けむり」と「けぶり」など。▽江戸時代以前の学説。

【通籍】🔗🔉

【通籍】 ツウセキ 宮中に出入りを許されているものの姓名・年齢などをしるした掛け札。宮中に仕えること。

【通衢】🔗🔉

【通衢】 ツウク 四方八方に通じる道。道路によって周囲に通じる、にぎやかな土地。「宛轡憩通衢=轡ヲ宛ゲテ通衢ニ憩フ」〔→陶潜

【通典】🔗🔉

【通典】 ツテン〈書物〉二〇〇巻。唐の杜佑トユウ(735〜812)の著。801年ごろ成立。古代から唐の玄宗の時代にいたるまでの制度の歴史。杜佑が『史記』にならって、歴代の史料を総合して、食貨・選挙・職官・礼・楽・兵・刑・州郡・辺防の九部門について、制度の変遷の原因・結果を明らかにした名著で、特に唐代の社会制度・経済を知るうえで欠くことのできない書である。

【通書】🔗🔉

【通書】 ツウショ〈書物〉一巻。北宋ホクソウの周敦[イ]シュウトンイ(1017〜73)の著。成立年代不詳。『太極図説』に述べられた宇宙観を基礎に、人倫道徳を論じた書。『図説』と同じく朱熹シュキによって『通書解』が著されて世に出た。もと『易通』ともいったらしく、『易経』と『中庸』をもとにしている。孝悌仁義はりっぱなことだが、もし「誠」を失った行為であるなら、それは偽善である。だから「誠」を失わないようにするには、常に本性に復カエることを心がけるべきで、それには「無欲」をモットーとする以外にない、という。『太極図説』『西銘セイメイ』などとともに、朱子学の教典の一つに数えられ、日本でも伊藤東涯イトウトウガイの『通書管見』などが著されている。

漢字源 ページ 4429