【適子】 テキシ・チャクシ ＝嫡子。あとつぎのむすこ。「扶適子、南面而立＝適子ヲ扶ケテ、南面シテ立ツ」〔→礼記〕

【適切】 テキセツ その事がらにぴったりとあって、ふさわしいこと。

【適中】 テキチュウ 予想などが正しくあたること。〈同義語〉的中。ぴったりしていてほどよい。

【適用】 テキヨウ ある事物を他の事物にあてはめて使う。

【適合】 テキゴウ 条件などがぴったりとあてはまる。

【適戍】 テキジュ 流謫ルタクされてまもる。罰として遠くの守備隊へやられること。〈類義語〉謫戍タクジュ。

【適当】 テキトウ ぴたりとあてはまってふさわしいこと。〔国〕物事の程度がちょうどよい。〔国〕いいかげんであること。「適当にすませる」

【適任】 テキニン その人が、その仕事・任務にあっていてふさわしいこと。その人にあっていてふさわしい仕事。

【適応】 テキオウ その状況によくあてはまること。境遇・環境の条件にあうように、性質や考えなどをかえること。「適応性」

【適材適所】 テキザイテキショ ある仕事をするのに適した才能をもった人を、それにふさわしい位置に置くこと。

【適志】 テキシ・ココロザシニカナウ・ココロザシニテキス 気持ちにあったようにして楽しむ。「自喩適志与＝ミヅカラ喩シミテ志ニ適ヘルカ」〔→荘子〕

【適否】 テキヒ 条件にぴったりあうことと、あわないこと。適当と不適当。

【適役】 テキヤク その人が、その役にあっていて、ふさわしいこと。また、その役。

【適宜】 テキギ その場に適していてほどよいこと。〔国〕その人がよいと思うようにすること。随意。