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【陰徳】🔗🔉

【陰徳】 イントク 世間に知られていない、よい行い。「有陰徳者、必有陽報=陰徳有ル者ハ、必ズ陽報有リ」〔→淮南子万物をはぐくみそだてる大地の徳。坤徳コントク。女が守るべき徳。〈類義語〉婦徳。

【陰暝】🔗🔉

【陰暝】 インメイ 空がくもり、月も星もなくてくらいこと。「其夜陰暝不得火=ソノ夜陰暝ニシテ火ヲ得ズ」〔邯鄲淳〕

【陰暦】🔗🔉

【陰暦】 インレキ 月が地球を一周する時間に基づいて、一か月を二十九日、または三十日とし、十二か月を一年とする暦法。太陰暦。旧暦。

【暦蔚】🔗🔉

【暦蔚】 インイ・インウツ 樹木がうっそうと茂るさま。

【陰影】🔗🔉

【陰影】 インエイ =陰景。うすぐらい日かげ。うすぐらいかげ。木のしげみやおおいによってできるかげ。▽は「陰翳」のかきかえ字。

【陰慝】🔗🔉

【陰慝】 イントク 陽と交代して表面から引きさがっていながら、万物をそこなっている陰気。

【陰蔽】🔗🔉

【陰蔽】 インペイ おおいかくす。表から見えないようにおおってかくすこと。

【陰謀】🔗🔉

【陰謀】 インボウ 秘密にたてられた計画。『陰計インケイ』「我多陰謀、是道家之所禁=我陰謀多シ、コレ道家ノ禁ズル所ナリ」〔→史記ひそかにたくらんだ悪だくみ。

【陰翳】🔗🔉

【陰翳】 インエイ かげる。また、かげり。うすぐらいかげ。

【陰霰】🔗🔉

【陰霰】 インセン 空がくもって、あられが降る。「朱維方焼日、陰霰縦騰糅=朱維日ヲ焼クニ方レドモ、陰霰縦ニ騰糅ス」〔→韓愈

【陰嚢】🔗🔉

【陰嚢】 インノウ きんたま。ふぐり。

【陰鬱】🔗🔉

【陰鬱】 インウツ 空がくもってうっとうしいこと。気持ちが陰気ではればれとしないこと。

【険】🔗🔉

【険】 11画 阜部 [五年] 区点=2417 16進=3831 シフトJIS=8CAF 【險】旧字人名に使える旧字 16画 阜部 区点=8010 16進=702A シフトJIS=E8A8 《常用音訓》ケン/けわ…しい 《音読み》 ケン(ケム)〈xin〉 《訓読み》 けわしい(けはし) 《名付け》 たか・のり 《意味》 ケンナリ{形・名}けわしい(ケハシ)。山の頂きが剣のように切りたっているさま。とがって通りにくい。また、その状態。〈同義語〉→嶮。〈対語〉→安→平→易。「険易」「険阻既遠=険阻スデニ遠ザカル」〔→孟子ケンナリ{形}けわしい(ケハシ)。切りたってあぶない。なにがおこるか、どうなるかわからない。〈対語〉→安。「陰険」「姦険カンケン(悪だくみをしてあぶなくてならない)」 {名}地形のけわしい所。また、あぶないこと。「探険」「冒険(危険をおかす)」「小人行険以徼幸=小人ハ険ヲ行ヒテモッテ幸ヲ徼ム」〔→中庸ケンナリ{形}文章や字体が、ふつうと違っていてきつくひねってある。かどだっている。「険勁ケンケイ」「運筆険峭ケンショウ」 {形}とげとげしい。きびしい。やりにくい。〈対語〉→易→夷。「険易」「険妬ケント」 ケンニス{動}とげとげしくする。「険徳=徳ヲ険ニス」 ケンナリ{形}つつましい。▽倹に当てた用法。「険而易行=険ニシテ行ヒ易シ」〔→左伝〕 《解字》 会意。僉センは「あつめるしるし+口二つ+人二つ」の会意文字。多くの人や物をよせ集めたさま。險は「阜(おか)+僉」で、山の頂上が斜線を集めた形にとがっていること。→僉 《単語家族》 劍ケン(=剣。刃のとがったつるぎ)と同系。 《類義》 危は、いまにもくずれおちそうなこと。 《熟語》 →熟語 →下付・中付語

漢字源 ページ 4752