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【陶甄】🔗⭐🔉
【陶甄】
トウケン
やきものをつくる。▽「甄」も、やきものをつくること。
転じて、聖王が天下を治めること。また、造物主が万物をつくりあげること。


【陶器】🔗⭐🔉
【陶器】
トウキ
やきものの一種。陶土などで形をつくり、釉薬ユウヤク(うわぐすり)をぬって焼いたもの。土器よりはかたいが、磁器ほどには焼き締まらず、不透明である。
釉薬をつかってない土器を含むやきものの総称。


【陶鋳】🔗⭐🔉
【陶鋳】
トウチュウ・トウシュ
陶器をつくることと、金属を鋳て器物をつくること。
物をつくりあげること。
人材を養成すること。



【陶鬱】🔗⭐🔉
【陶鬱】
トウウツ 天気や心がはればれとせず、うっとうしいこと。〈類義語〉鬱陶ウットウ。
【陶淵明集】🔗⭐🔉
【陶淵明集】
トウエンメイシュウ〈書物〉一〇巻。晋シンの陶潜トウセン(365?〜427)の詩文集。成立年代不詳。北斉(550〜57)の陽休之ヨウキュウシが、そのころ伝わっていた八巻本・六巻本などの三種類のテキストをつき合わせて一〇巻に編集しなおしたもの。陶潜は、字アザナを淵明(一説に、名を淵名、字を元亮ゲンリョウ)といい、個人的に贈られた諡オクリナ(私諡)を靖節セイセツという。生まれつき実直な性格で、彭沢ホウタクの県令となったが、五斗米ゴトベイ(わずかな給料のこと)のために膝を屈することをいさぎよしとせず、職を辞して郷里に帰った。有名な作品である「帰去来の辞」はこの時の決意と感情をうたったものである。これよりのち、世俗のいやらしさからのがれて、貧しいながらも自然の中に人間の真実の生き方を追い求めた。田園詩人・自然詩人とよばれるが、彼の生き方に強い影響を与えたのは、当時盛んに行われた老荘の思想であったといわれる。その詩は、平易なことばづかいで淡白に表現したところに特色があるが、その中にも生活に密着した真情が吐露されている。現在、のこされる陶潜の作品は、詩文をあわせて一三〇余編にすぎないが、幻想的な「桃花源記」をはじめ、「飲酒」「園田の居に帰る」「五柳先生伝」など、古来ひろく親しまれてきたものが多い。日本には、平安時代に一〇巻本が伝えられており、江戸時代にいくつか覆刻されている。
漢字源 ページ 4762。