【霊応】 レイオウ 不思議な感応。祈りに対して、神仏のあらわすこたえのしるし。

【霊秀】 レイシュウ すぐれて秀でている。〈類義語〉秀霊。

【霊辰】 レイシン めでたいよい日。佳日。正月七日のこと。「人日」とも。

【霊沢】 レイタク 切望しているときに降るめぐみの雨。転じて、徳政のこと。

【霊巫】 レイフ みこ。

【霊妙】 レイミョウ 不思議で、人間の知恵でははかりがたい。あらたか。

【霊雨】 レイウ ちょうどよいときに降る雨。めぐみの雨。水玉のしぶく雨。〈同義語〉零雨。「霊雨既零＝霊雨スデニ零ツ」〔→詩経〕

【霊怪】 レイカイ 不思議で怪しい。また、不思議で怪しいもの。

【霊刹】 レイサツ 霊験あらたかな寺。

【霊牀】 レイショウ ＝霊床。死者のなきがらをのせる台。『霊座レイザ』

【霊沼】 レイショウ 周の文王の離宮にあったという沼。清らかな沼。「池塘霊沼可娯＝池塘霊沼娯シムベシ」〔→曹植〕

【霊長】 レイチョウ 不思議な力をもった、いちばんすぐれたもの。幸福の長く続くこと。

【霊武】 レイブ 人間わざとも思えないほどすぐれた武勇。

【霊物】 レイブツ 不思議で、めでたいしるしのもの。「霊物仍降＝霊物仍リニ降ル」〔→後漢書〕鬼神や妖怪ヨウカイのこと。

【霊芬】 レイフン 霊妙なよいにおい。▽りっぱな徳をそなえていることにたとえる。

【霊宝】 レイホウ すばらしい宝。

【霊界】 レイカイ 精神の世界。〈対語〉肉界。

【霊柩】 レイキュウ 死者のなきがらを納めた棺。ひつぎ。「孤魂翔故城、霊柩寄京師＝孤魂故城ニ翔リ、霊柩京師ニ寄ス」〔→曹植〕

【霊泉】 レイセン 不思議なききめのある泉。病気に対してききめのある温泉。