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【顔甲】🔗🔉

【顔甲】 ガンコウ 非常にあつかましい。恥しらず。鉄面皮。▽つらの皮が甲らのようであるの意。『顔厚ガンコウ』

【顔色】🔗🔉

【顔色】 ガンショク かおいろ。かおつき。「正顔色、斯近信矣=顔色ヲ正シクスレバ、斯ニ信ニ近ヅク」〔→論語色。色彩。

【犯顔色】🔗🔉

【犯顔色】 ガンショクヲオカス〈故事〉君主のきげんをそこなうのも顧みないで直言する。直諫チョクカンする。「犯顔=かおをおかす」とも。〔→史記

【無顔色】🔗🔉

【無顔色】 ガンショクナシ〈故事〉恥じ、または、驚いて顔が青ざめる。すっかり圧倒される。生彩がなくなる。「六宮粉黛無顔色=六宮ノ粉黛顔色無シ」〔→白居易

【顔巷】🔗🔉

【顔巷】 ガンコウ 孔子のでし顔回の住んでいたまちの意で、狭くてむさくるしい所をいい、学者などが貧しい生活を送る、つつましく、みすぼらしい住居のこと。▽「論語」雍也篇から。

【顔料】🔗🔉

【顔料】 ガンリョウ 化粧の材料。べに・おしろいの類。絵の具。着色・染色の材料。

【顔貌】🔗🔉

【顔貌】 ガンボウ 顔かたち。『顔容ガンヨウ』

【承顔接辞】🔗🔉

【承顔接辞】 ガンヲウケテジニセツス 人と直接あって話をすることをへりくだっていうことば。〔→漢書人の顔色をうかがって、何でもいうとおりになること。

【顔氏家訓】🔗🔉

【顔氏家訓】 ガンシカクン〈書物〉七巻。北斉ホクセイの顔之推ガンシスイ(531〜?)の著。隋の601〜04年ごろ成立。著者自らの体験を基礎とした処世訓の書。堅苦しい教訓書ではなく、乱世を生き抜いた著者の経験・見解が、家庭生活から、宗教・学問・文学・社会・風俗・言語にいたるさまざまな事がらについて、きわめて具体的に述べられているので、当時の貴族の生活、社会のようすをうかがうことのできる、貴重な史料となっている。いかなる乱世にもたえる保身の道を、平穏で質朴な家族生活の維持のうちに見いだす顔之推の立場が、その後も人々の共感をうむこととなり、長くこの書を尊重させることともなった。

【顔延之】🔗🔉

【顔延之】 ガンエンシ〈人名〉384〜456 南北朝時代、宋ソウの詩人。臨沂リンギ(山東省)の人。字アザナは延年。美しい詩文をもって知られる。

漢字源 ページ 4928