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【飄忽】🔗🔉

【飄忽】 ヒョウコツ 風が舞いあがってはやく吹くさま。ふわふわしてとらえられないさま。あわただしいさま。「但恐歳月去飄忽=タダ恐ル歳月ノ去ツテ飄忽タルヲ」〔→蘇軾

【飄泊】🔗🔉

【飄泊】 ヒョウハク =漂泊。ふらふらとさまよう。さすらう。「狂風、日暮起、飄泊落誰家=狂風、日暮ニ起コル、飄泊シテ誰ガ家ニカ落ツル」〔→欧陽脩〕『飄寓ヒョウグウ』

【飄客】🔗🔉

【飄客】 ヒョウカク 嫖客。遊里でふらふらとうかれ歩く人。

【飄眇】🔗🔉

【飄眇】 ヒョウビョウ 澄んで細く長く引く声の形容。

【飄風不終朝】🔗🔉

【飄風不終朝】 ヒョウフウハチョウヲオエズ 急に舞いあがるつむじ風は朝のうちにやんでしまう。勢いの強いものは早くおとろえることのたとえ。〔→老子

【飄疾】🔗🔉

【飄疾】 ヒョウシツ 風のようにはやい。

【飄逸】🔗🔉

【飄逸】 ヒョウイツ =漂逸。俗事を離れてぶらぶらするさま。俗事にこだわらず、思うままにふるまう。のんきでこだわらないさま。

【飄然】🔗🔉

【飄然】 ヒョウゼン ひらひらと風にひるがえるさま。=漂然。世俗にこだわらずに超然としているさま。「白也詩無敵、飄然思不群=白ヤ詩ニ敵無シ、飄然トシテ思ヒハ群ナラズ」〔→杜甫=漂然。ぶらりと、来たり、去ったりするさま。

【飄揺】🔗🔉

【飄揺】 ヒョウヨウ ひらひらと動いて定まらないさま。「身世飄揺雨打萍=身世ハ飄揺シテ雨ハ萍ヲ打ツ」〔→文天祥

【飄零】🔗🔉

【飄零】 ヒョウレイ 木の葉がひらひらと落ちる。『飄落ヒョウラク・飄墜ヒョウツイ』「嗟乎、草木無情、有時飄零=嗟乎、草木ハ情無クシテ、時有リテカ飄零ス」〔→欧陽脩=漂零。落ちぶれる。零落する。

【飄蓬】🔗🔉

【飄蓬】 ヒョウホウ 風に吹かれてひらひらところがり飛ぶ蓬ホウ。落ちぶれた流浪の身にたとえる。▽「蓬」は、ひめじょおんに似た植物。〈類義語〉転蓬テンポウ。「飄蓬踰三年=飄蓬三年ヲ踰ユ」〔→杜甫

【飄蕩】🔗🔉

【飄蕩】 ヒョウトウ あてもなくさまようこと。流浪する。「世乱遭飄蕩、生還偶然遂=世乱レテ飄蕩ニ遭ヒシガ、生還偶然ニ遂ゲタリ」〔→杜甫風に吹かれて、空中でふらふらとゆれ動く。

漢字源 ページ 4956