【饒足】 ジョウソク ゆとりがある。ゆたかでじゅうぶんに足りる。『饒給ジョウキュウ・饒贍ジョウセン』

【饒沃】 ジョウヨク 土地が肥えていて、産物がゆたかなこと。〈類義語〉沃饒ヨクジョウ。

【饒侈】 ジョウシ ゆたかでたっぷりとある。『饒衍ジョウエン・饒優ジョウユウ』「富人饒侈」〔→論衡〕

【饒益】 ジョウエキ 物をじゅうぶんに持っていて、不自由のないこと。「賜最為饒益＝賜最モ饒益ナリト為ス」〔→史記〕ニョウヤク〔仏〕他人に利益を与えること。

【饒奢】 ジョウシャ おごってぜいたくをする。

【饒富】 ジョウフ ゆたかに富む。財産が多いこと。〈類義語〉富饒フジョウ。

【饒裕】 ジョウユウ ゆたかでゆとりがある。

【饒楽】 ジョウラク 物がゆたかで安楽なこと。「饒楽之事則能譲＝饒楽ノ事ハスナハチヨク譲ル」〔→荀子〕

【饒窯】 ジョウヨウ 江西省景徳鎮から出る磁器。▽景徳鎮は饒州府に属したことから。

【饌】 21画　食部　 区点=8134　16進=7142　シフトJIS=E961 《音読み》　セン／ゼン〈zhun〉 《訓読み》　そなえる（そなふ） 《意味》 ｛名｝とりそろえたごちそう。「射得寒魚入饌鮮＝寒魚ヲ射得テ饌ニ入ツテ鮮ヤカナリ」〔→呉偉業〕 センス｛動｝そなえる（ソナフ）。酒食をそろえてすすめてごちそうする。ごちそうを並べて食べる。「有酒食、先生饌＝酒食有レバ、先生ニ饌ス」〔→論語〕 《解字》 会意兼形声。「食＋音符巽ソン（とりそろえる）」で、とりそろえたごちそうのこと。 《単語家族》 算（算木をそろえてかぞえる）選セン（とりそろえる）全（そろう）と同系。 《熟語》 →熟語 →下付・中付語