【齧】 21画　齒部　 区点=8386　16進=7376　シフトJIS=EA96 【囓】異体字異体字 24画　口部 区点=5187　16進=5377　シフトJIS=9A97 《音読み》　ゲツ／ゲチ／ケツ〈ni〉 《訓読み》　かむ 《意味》 ｛動｝かむ。かみ切る。かんで傷をつける。「渉其浅兮石齧我足＝ソノ浅キヲ渉ラントスレバ石我ガ足ヲ齧ム」〔→韓愈〕 《解字》 会意兼形声。左上の部分は、竹や木（｜）に刃物で傷（彡）をつけたさまをあらわす。上部の字（音ケイ・ケツ）はこれに刀（刃物）をそえたもの。齧はそれを音符とし、齒を加えた字で、歯でかんで切れめをつけること。 《単語家族》 契（目じるしをきざみ、二つに割って手形とする割り符）と同系。 《類義》 →嚼 《熟語》 →熟語 →下付・中付語

【齧歯類】 ゲッシルイ 哺乳ホニュウ類の一つ。犬歯がなく、門歯は大きく鋭く、物をかじるのに適している。ねずみ・りすなどの類。

【齧膝】 ゲッシツ 昔の良馬の名。また、良馬のこと。

【齧噬】 ゲッゼイ 物をかむ。〈類義語〉噬齧ゼイゲツ。

【齬】 22画　齒部　 区点=8387　16進=7377　シフトJIS=EA97 《音読み》　ゴ／グ／ゴ／ギョ〈y〉 《意味》 ｛動｝上下の歯がくいちがう。「齟齬ソゴ」 《解字》 会意兼形声。「齒＋音符吾（交差する、交互に入りくむ）」。 《熟語》 →下付・中付語

【齪】 22画　齒部　 区点=8388　16進=7378　シフトJIS=EA98 《音読み》　サク／セク〈chu〉 《意味》 ｛動・形｝歯をせかせか動かす。歯の間がせまくつまっている。せせこましい。 「齷齪アクサク・アクセク」とは、こせこせするさま。 《解字》 会意兼形声。「齒＋音符足（＝促。せかせかする、間がせまい）」。 《熟語》 →下付・中付語