【竜瑞】 リュウズイ・リョウズイ 竜が天からくだるという吉兆。

【竜睛虎目】 リュウセイコモク・リョウセイコモク 威厳のある目つき・容貌ヨウボウの形容。

【竜閣】 リュウカク・リョウカク りっぱな楼閣。とくに、仏寺をいう。

【竜種】 リュウシュ・リョウシュ 「竜駒」と同じ。帝王の子孫。すぐれた子。賢い子。

【竜髯】 リュウゼン・リョウゼン 竜の口ひげ。天子の口ひげ。松の形容。

【竜徳】 リュウトク・リョウトク すぐれた徳。天子の徳。〔→易経〕

【竜鳳】 リュウホウ・リョウホウ 竜と鳳凰ホウオウ。天子と皇后。すぐれた人物のたとえ。りっぱな顔だち。

【竜駕】 リュウガ・リョウガ 竜に乗る。天子が乗る車。天子の乗り物。『竜車リュウシャ・リョウシャ・竜輿リュウヨ・リョウヨ』

【竜駒】 リュウク・リョウク 走ることがはやいすぐれた馬。『竜種リュウシュ・リョウシュ・竜駿リュウシュン・リョウシュン・竜孫リュウソン・リョウソン・竜馬リュウバ・リョウバ』幼いときから聡明ソウメイな少年。「竜駒鳳雛ホウスウ」

【竜潜】 リュウセン・リョウセン 天子となるべき人が、位につかないでいること。

【竜潭】 リュウタン・リョウタン 竜のひそんでいそうな深いふち。

【竜盤虎踞】 リュウバンコキョ・リョウバンコキョ 竜が淵フチの底深くわだかまり、虎トラがうずくまるように、地勢の堅固な要害の地のこと。〈故事〉英雄・豪傑が機会を得ず、世に姿をあらわさずにいること。『竜蟠虎踞リュウバンコキョ・リョウバンコキョ』

【探竜頷】 リュウガンヲサグル・リョウガンヲサグル〈故事〉竜のあごの下にあるという玉を得ようとして探ること。大きな利益を得ようとして非常な危険をおかすことのたとえ。▽「荘子」列御寇篇から。