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【北平】🔗🔉

【北平】 ペイピン・ホクヘイ 北京ペキンの中華民国時代に一時期使われた名称。▽ペイピンは現代中国音。

【北曲】🔗🔉

【北曲】 ホッキョク 北のすみ。元ゲン代、大都(今の北京ペキン)を中心として発達した戯曲。北方系統の音楽・曲詞にもとづいている。「西廂記」「漢宮愁」「梧桐雨」などの傑作が伝えられている。元曲のこと。▽これに対して明ミン以後に発達したものを「南曲」という。

【北行至楚】🔗🔉

【北行至楚】 ホッコウシテソニイタル〈故事〉北に向かって行きながら南方の楚ソの地方に行こうとする。志と行動とが矛盾していること。「北轅適楚=エンをきたにしてソにゆく」とも。〔→国策

【北至】🔗🔉

【北至】 ホクシ 夏至ゲシのこと。▽太陽が最も北に寄ることから。

【北寺】🔗🔉

【北寺】 ホクジ 宦官カンガンの役所。唐の内侍省は大内の北にあったことから。転じて、宦官のこと。

【北地】🔗🔉

【北地】 ホクチ 北方の土地。地名。秦シン・漢時代、今の甘粛省東部に置いた郡名。

【北芒】🔗🔉

【北芒】 ホクボウ 。丘陵の名。河南省洛陽ラクヨウの東北にあり、後漢以後王侯公卿コウケイの墓が多くあった。墓地。

【北宋】🔗🔉

【北宋】 ホクソウ 王朝名。趙匡胤チョウキョウイン(太祖)によってたてられた宋朝は、都が金国におとされ、江南に移ったが、それ以前を北宋という。九六〇〜一一二六 →宋

【北狄】🔗🔉

【北狄】 ホクテキ 匈奴キョウドなど中国の北方に住む民族をさげすんで呼ぶ呼び方。

【北里】🔗🔉

【北里】 ホクリ 北方の村里。殷インの紂チュウ王がつくったみだらな舞楽の名。色町。〔国〕江戸時代、吉原遊郭のこと。『北郭ホッカク』

【北岳】🔗🔉

【北岳】 ホクガク 五岳の一つとされる恒山のこと。

【北京】🔗🔉

【北京】 ペキン・ペイチン 現在の中国の首都。金キン・元ゲン・明ミン・清シン代にも都が置かれた。▽北京は、明の永楽帝が国都と定めたときからの呼び名で、それ以前は、薊ケイ・燕京エンケイ・大都・北平などと呼ばれた。▽ペキンは十七世紀の発音。ペイチンは現代中国音。ホクケイ 唐代は太原のこと。北宋ホクソウでは大名府(今の河北省大名県)のこと。「行来北京歳月深=行キテ北京ニ来タレバ歳月深シ」〔→李白

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