【告天】 コクテン テンニツグ帝王が即位してのち、天をまつって即位したことを告げ知らせること。〔→後漢書〕テンニツグ天に訴える。鳥の名。ひばりのこと。「告天鳥」とも。

【告文】 コクブン 文書で告げる。また、その文書。つげぶみ。コウモン〔国〕神に告げる文。天皇が臣下に告げてさとす文。

【告示】 コクジ 告げ知らせる。官庁から一般人に告げ知らせる文書。

【告白】 コクハク 隠さずにありのままに述べる。〔国〕心の中に隠していたことをうちあける。

【告仮】 コッカ 休みをとる。暇をもらう。官職をやめる。『告休コッキュウ』

【告成】 コクセイ・ナルヲツグ 事の成功を君主に告げる。〔→詩経〕

【告老】 コクロウ 年老いたことを告げて辞職すること。〔→左伝〕

【告身】 コクシン 唐代、官に任命されたものが、上から受けた辞令の文書。『告命コクメイ』

【告別】 コクベツ・ワカレヲツグ いとまごいをする。〔国〕死者に別れを告げる。

【告命】 コクメイ 政令を出す。「告身」と同じ。＝誥命。天子の臣民に対することば。▽コウメイとも読む。

【告急】 コッキュウ・キュウヲツグ 危険が切迫していることを告げて、助けを求めること。

【告発】 コクハツ 罪をあばき訴えること。犯罪について、被害者以外の者が、犯罪地および犯人所在地の検事・警察官にその事実を申し出て、犯人の処罰を求めること。

【告帰】 コッキ 官吏が吉事のために休暇を願って故郷へ帰ること。▽父母の死など、凶事の場合には、「告寧コクネイ」という。〔→史記〕

【告訐】 コッケツ 他人の隠れた悪事をあばいて上に告げる。