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【問候】🔗🔉

【問候】 モンコウ 訪問して、また、手紙で、人の安否をたずねる。ごきげんうかがいをする。〈類義語〉候問。

【問訊】🔗🔉

【問訊】 モンジン 問いたずねる。「咸来問訊=咸来タリテ問訊ス」〔→陶潜〔仏〕僧が合掌し口で安否を問いながらする礼。〔仏〕合掌すること。〔仏〕教法を質問すること。〔国〕都合が悪く困ること。閉口すること。

【問責】🔗🔉

【問責】 モンセキ 責任を問う。問い責める。責問。

【問答】🔗🔉

【問答】 モンドウ 問いと答え。二人以上の人が問いと答えとを交互にくり返すこと。『問対モンタイ』論議。〔仏〕禅宗で、師とでしとの間で行われる問いと答え。

【問罪之師】🔗🔉

【問罪之師】 モンザイノシ 罪を問いただすために派遣する軍隊。▽「師」は軍隊。〔胡銓〕

【問鼎】🔗🔉

【問鼎】 モンテイ・カナエヲトウ〈故事〉鼎(祭りに使う器。王の権威を象徴する)の大小・重さをたずねる。天下を取ろうとする野心のあることのたとえ。▽楚ソの荘王が、周の宝の九鼎キュウテイの大小軽重をたずねた故事から。「問鼎軽重=かなえのケイチョウをとう」とも。〔→左伝

【問話】🔗🔉

【問話】 モンワ 質問する。▽禅宗ゼンシュウではモンナと読む。

【問語】🔗🔉

【問語】 モンゴ 聞いたり話したりする。人と語り合う。「漫与路人問語相労=漫ニ路人ト問語シテ相ヒ労ス」〔柴野邦彦〕

【問遺】🔗🔉

【問遺】 モンイ 無事かどうか、元気かどうかと安否をたずねて物を贈る。ごきげんうかがいに物を贈る。

【問難】🔗🔉

【問難】 モンナン 互いに質問したり回答したりして討論する。▽「難」は、理屈の合わないところを指摘して回答を求めること。

【唯】🔗🔉

【唯】 11画 口部 [常用漢字] 区点=4503 16進=4D23 シフトJIS=9742 《常用音訓》イ/ユイ 《音読み》 ユイ/イ〈wi・wi〉 《訓読み》 ただ 《名付け》 ただ 《意味》 {副}ただ。それだけ。▽訓読では「ただ…のみ」と受けることが多い。〈同義語〉→惟。〈類義語〉→只→祇。「唯一」「唯君子為能通天下之志=タダ君子ノミヨク天下ノ志ヲ通ズト為ス」〔→易経{副}ただ。ひたすら。ほかでもない。まさに。▽訓読では「ただ…のままなり」と読むことが多い。「唯大王命之=唯ダ大王コレヲ命ズルガママナリ」〔→史記〕「則亦唯君故=スナハチ亦タタダ君ノ故ナリ」〔→左伝「唯見タダミる」とは、詩の慣用語で、ただ…が見えるだけの意。「唯見長江天際流=唯ダ見ル長江ノ天際ニ流ルルヲ」〔→李白{感}「はい」とかしこまって急ぎ答える返事をあらわすことば。〈類義語〉→諾(考えてゆっくり答える返事)。「曾子曰唯=曾子曰ハク唯」〔→論語〕 《解字》 形声。「口+音符隹スイ」。惟ユイや維と同じで、本来は「これ」と指定することば。強く「これだけ」と限定することから「ただ」の意の副詞となる。 《類義》 限定をあらわす副詞は只シ・祇シおよび特・徒などさまざまの字であらわすが、その働きは同じ。ことに唯と只は全く同様に用いる。 《熟語》 →熟語 →下付・中付語 →故事成語

漢字源 ページ 829