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【嚢】🔗🔉

【嚢】 18画 口部  区点=3925 16進=4739 シフトJIS=9458 《音読み》 ノウ(ナウ)/ドウ(ダウ)〈nng〉 《訓読み》 ふくろ 《意味》 {名}ふくろ。中に物を入れこむふくろ。「行嚢コウノウ(持ち運びするふくろ)」「隠嚢而坐=嚢ニ隠リテ坐ス」〔→枕中記{名}入れ物。「知嚢チノウ(知恵ぶくろ)」「嚢中ノウチュウ」 《解字》 会意兼形声。嚢ノウの上部は、芯シンに棒を通し、両端と中央とをひもでしばったふくろを描いた象形文字で、東(芯を通したふくろ)の原字。嚢は「ふくろ+音符襄ニョウ・ジョウ(中に入れこむ)の略体」。 《単語家族》 讓ジョウ(=譲。わりこませる)と同系。 《熟語》 →熟語 →下付・中付語 →故事成語

【嚢中之錐】🔗🔉

【嚢中之錐】 ノウチュウノキリ〈故事〉袋の中の錐キリ。錐の先が袋を破ってあらわれやすいように、賢い人は多くの人の中にいても、すぐに才能をあらわすということのたとえ。趙チョウの平原君の客、毛遂モウスイの故事から。〔→史記

【探嚢中物】🔗🔉

【探嚢中物】 ノウチュウノモノヲサグル〈故事〉袋の中の物を探る。非常にたやすいことのたとえ。〔→旧五代史

【嚢中無一物】🔗🔉

【嚢中無一物】 ノウチュウムイツブツ さいふの中に何もない。一文なしであること。〔→杜甫

【嚢沙之計】🔗🔉

【嚢沙之計】 ノウシャノケイ〈故事〉漢の韓信カンシンが砂袋を積んで川をせきとめ、敵が渡りかけたときにせきを切って敵を破った故事。〔→史記

漢字源 ページ 876