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 「先方」は「この先の方にいる人」、つまり話し手(A)と聞き手(B)のいる「この場」から、それほど距離の離れていないところにいる人・第三者(C)を表すが、もし話し手の相手なら、聞き手🔗🔉

 「先方」は「この先の方にいる人」、つまり話し手(A)と聞き手(B)のいる「この場」から、それほど距離の離れていないところにいる人・第三者(C)を表すが、もし話し手の相手なら、聞き手の知らない人になり、反対に聞き手の知っている人なら、話し手には面識のない人といった、話し手・聞き手、どちらか一方との二者関係はあるが、三者の輪が結ばれていない場合に使われるので、少し改まった他人行儀な会話を交わすことになる。たとえ三者が知り合いであっても、三者の関係は「(A+C)+B・A+(B+C)」という、先方との関係の深さに、話し手・聞き手の間で差のあることを示す。

類義使分 ページ 144 でのABC単語。