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「やっと予定通り新校舎が完成した」などは、時間・お金・労力など、すべてつぎ込んだ末に完成した満足を表し、もっと早く完成していればどんなによかったことかといった後悔・くや🔗⭐🔉
「やっと予定通り新校舎が完成した」などは、時間・お金・労力など、すべてつぎ込んだ末に完成した満足を表し、もっと早く完成していればどんなによかったことかといった後悔・くやしさなどの感情、完成までの過程・複雑な事情を振り返っての感慨といったものがこめられるが、「ついに」に置き換えると、これまでのことには触れず、単に完成したことを冷静に述べるか、完成してほっとした・うれしいといった感情を表すにすぎない。
普通の状況ではマイナスの結果と考えられる「一人去り二人去り、ついに誰もいなくなった・苦労した末ついに失敗した・ついに死んでしまった」などを「やっと」と置き換えると、話し🔗⭐🔉
普通の状況ではマイナスの結果と考えられる「一人去り二人去り、ついに誰もいなくなった・苦労した末ついに失敗した・ついに死んでしまった」などを「やっと」と置き換えると、話し手にとってプラスの結果になる本音の表現で、これで静かになった・ライバルがいなくなったなど、人には見せられないが心の中でほくそ笑むといった場合には使える。
補 足 =
「ようやく・とうとう」はそれぞれ「やっと・ついに」と、すべての文脈で互換性があり、意味も非常に似通っているが、「やっと・ついに」が実現という瞬間をとらえるのに対して、「🔗⭐🔉
「ようやく・とうとう」はそれぞれ「やっと・ついに」と、すべての文脈で互換性があり、意味も非常に似通っているが、「やっと・ついに」が実現という瞬間をとらえるのに対して、「ようやく・とうとう」は過程に重点を置く。「ようやく」は予定通り変化するという客観的なプラス評価で、待ったという時間的な苦労は表すが、お金・労力といった苦労は表さない。「とうとう」はさんざん苦労の末、長い過程を経て期待した変化が起こる・経ても起こらないという主観的なプラス・マイナスの評価で、苦労に対する評価という点では「ようやく・とうとう」は「ついに・やっと」と対応する。
類義使分 ページ 1030。