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 古いテーブルを美しい布で覆って、飾りものを置く台の代わりにする。🔗🔉

 古いテーブルを美しい布で覆って、飾りものを置く台の代わりにする。 置 換 =

 「古いテーブルに美しい布をかぶせて」に置き換え可能。「覆う」は覆われる対象に、「かぶせる」はかぶせる道具に重点がある。「屋根・顔・野菜の苗・果物の実・金魚鉢・傷口・骨・🔗🔉

 「古いテーブルに美しい布をかぶせて」に置き換え可能。「覆う」は覆われる対象に、「かぶせる」はかぶせる道具に重点がある。「屋根・顔・野菜の苗・果物の実・金魚鉢・傷口・骨・汚物・電話の送話口」など「を」、「トタン・仮面・ビニール・袋・金網・ガーゼ・土・紙・手」など「で+覆う」は、「を」を「に」に、「で」を「を」に換えれば、「覆う」は「かぶせる」に置き換えることができる。「うめる」「かくす」「ひろげる」を参照。

 意味の違いは「覆う」が文章語で、対象全体を隠す・見えなくする・保護する、または対象の持つ機能・効果を消す、「かぶせる」は日常語で、道具の機能・効果を発揮させることにある🔗🔉

 意味の違いは「覆う」が文章語で、対象全体を隠す・見えなくする・保護する、または対象の持つ機能・効果を消す、「かぶせる」は日常語で、道具の機能・効果を発揮させることにある。「ナベ〔子供〕にフタ〔布団〕をかぶせる」を「覆う」に置き換えると不自然になるのは、大切なのはナベではなく、ナベの中のものだし、いたずらっ子を身動きさせないために覆うのでなければ、子供を布団で覆うと窒息する恐れがあるから。

 また「霧〔雲・花・雪〕が町〔空・野山・一面〕を覆う・霧で町が覆われる」など、自然現象や、「罪〔過去・前歴・失敗・欠陥・事実〕を覆う」など、故意・作為的に隠すという意味の🔗🔉

 また「霧〔雲・花・雪〕が町〔空・野山・一面〕を覆う・霧で町が覆われる」など、自然現象や、「罪〔過去・前歴・失敗・欠陥・事実〕を覆う」など、故意・作為的に隠すという意味の「覆う」は、「かぶせる」に置き換わらないし、本来その人が受けるいわれのないものを、その人に押しつけるという意味の「人に罪〔責任・負担・汚名〕をかぶせる」などは、「覆う」には置き換わらない。 解 説 =

 「かぶさる」は意志動詞「かぶせる」の自動詞。ただ「雪〔髪〕が木の枝〔目〕にかぶさる」など、自然現象にも使うことができる。「かぶる」は他動詞で、「帽子〔布団・面・湯・泥・🔗🔉

 「かぶさる」は意志動詞「かぶせる」の自動詞。ただ「雪〔髪〕が木の枝〔目〕にかぶさる」など、自然現象にも使うことができる。「かぶる」は他動詞で、「帽子〔布団・面・湯・泥・ほこり・波・罪〕をかぶる」など、自分で自分に何かをかぶせること。「カバーする」は保護するために「覆う」、「欠点・赤字・不足・損失」などを「補う・埋める」という意味の外来語。

類義使分 ページ 344