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 「住む」は動物の場合、「棲む」とも書くが、人間や動物が、ある地域・建物などに一定の場を定めて生活することで、経済的な生活ではなく、社会生活を営む基盤を持っていることを表🔗🔉

 「住む」は動物の場合、「棲む」とも書くが、人間や動物が、ある地域・建物などに一定の場を定めて生活することで、経済的な生活ではなく、社会生活を営む基盤を持っていることを表す。「生活する」には一定の長期にわたる住む場所・基盤が必要であるのに対し、「暮らす」は 1 日を過ごすことさえできれば、生活基盤を必要としない・生活基盤でないところでも使える言葉。「泊まる」は「止まる・留まる」と同じで、ある場所を動かない・宿をとるなどして夜を越すことを表し、日帰りの場合でも使える「暮らす」とは異なる。

 「生まれる」は動物が母体から生命を得た後、子ども・ひなが生きるために出現すること。「生む」が他動詞で、比喩的に「新しい説〔国・流派〕が生まれる・金が金を生む・長年の努力🔗🔉

 「生まれる」は動物が母体から生命を得た後、子ども・ひなが生きるために出現すること。「生む」が他動詞で、比喩的に「新しい説〔国・流派〕が生まれる・金が金を生む・長年の努力が新しい発見〔発明・作品・傑作〕を生んだ」など、やはり何らかの母体から生じることを表し、無から偶然何か新しいものが生じる「できる」とは違いがある。「おきる」を参照。

 「草木・カビ」などの植物や、「歯・爪・髪・毛・ひげ・つの」など、中から突き出るようにして出てくる場合は「生える」を使う。「生やす」は他動詞で、自然に生えてくるものには使🔗🔉

 「草木・カビ」などの植物や、「歯・爪・髪・毛・ひげ・つの」など、中から突き出るようにして出てくる場合は「生える」を使う。「生やす」は他動詞で、自然に生えてくるものには使えないが、「毛生え薬・ひげ〔爪・雑草〕を生やす・角を生やした動物・ひげを生やした人」など、意図的に生えるようにする・手入れをせず生えたままにする・生えた状態にあるといった意味を表す。「ひげをたくわえる・ひげを生やしている」は手入れが前提となる。

 「芽生える」は「草木〔恋・友情・機運・個性・信仰心・危険な傾向〕が芽生える」など、植物の芽が出ること、比喩的には物事・ある状態が起こりはじめたばかりの状態を指す。「芽吹🔗🔉

 「芽生える」は「草木〔恋・友情・機運・個性・信仰心・危険な傾向〕が芽生える」など、植物の芽が出ること、比喩的には物事・ある状態が起こりはじめたばかりの状態を指す。「芽吹く」は木の枝から芽が出はじめることを表し、わずかに浅黄色がかすんで見える状態。「もえる」は「若草もえる春の野山・新緑もえ風かおる五月」など、草木の新芽が伸びて、鮮やかな黄緑になり、まるで緑が燃えているように見える様子を指す。「けいけん」を参照。

類義使分 ページ 719