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 できるだけ : 限度を設けず、今以上の状態・レベルに達するように頑張る。🔗🔉

 できるだけ : 限度を設けず、今以上の状態・レベルに達するように頑張る。 【例】

 せいぜいお安くしますから、できるだけ財布のひもをゆるめて下さい。🔗🔉

 せいぜいお安くしますから、できるだけ財布のひもをゆるめて下さい。 置 換 =

 置き換え可能。「もうすぐ試験だから、今のうちにせいぜい遊んでおこう・若いうちにせいぜい勉強して下さい・明日忘年会だから、今夜はせいぜいよく寝ておこう・運動会なんでしょう🔗🔉

 置き換え可能。「もうすぐ試験だから、今のうちにせいぜい遊んでおこう・若いうちにせいぜい勉強して下さい・明日忘年会だから、今夜はせいぜいよく寝ておこう・運動会なんでしょう ? せいぜい頑張ってね」など、「せいぜい」は、「今の〔若い〕うちに・今夜は・運動会で」といった限度・範囲を指定(暗示)して使われ、順接文になる場合は、「できるだけ」に置き換わる。例の「利益のある範囲・財布のひもの長さ」や、運動会の「体力」には限界があるが、「できるだけ」を使うと、限界に近づく感じになってしまう。

 「どんなにお安くできても、これでせいぜいです・試験が来月といっても、せいぜい遊べるのは今日までだ・いくら頑張っても、せいぜい二人三脚で走るくらいだ・こう不景気だと、赤字🔗🔉

 「どんなにお安くできても、これでせいぜいです・試験が来月といっても、せいぜい遊べるのは今日までだ・いくら頑張っても、せいぜい二人三脚で走るくらいだ・こう不景気だと、赤字にならずに済むのがせいぜいってところだ」など、「これで・今日・二人三脚・利益なし」といった努力の限界点を明示して、逆接(を暗示する)文の場合は、「できるだけ」には置き換わらない。 補 足 =

 「たかだか」は「高々とボールを打ち上げる〔声を張り上げて歌う〕・鼻高々と自慢する」などとも使われるが、「この顔ぶれのコンサートじゃ、いくら雨が降らなくても、参加者はたか🔗🔉

 「たかだか」は「高々とボールを打ち上げる〔声を張り上げて歌う〕・鼻高々と自慢する」などとも使われるが、「この顔ぶれのコンサートじゃ、いくら雨が降らなくても、参加者はたかだか千人ってとこだろう・どんなにいい物かは知らないけど、こんなのたかだか数千円もすれば買えるんじゃない ?」など、いくら最高点(額)・最高の状態(レベル)を想定しても、やはり取るに足りない数量・程度でしかないという対象や他人に対する批判的なマイナス評価を下す表現で、「できるだけ」には置き換わらない。「せいぜい」に置き換えると、いくら頑張って宣伝してみても・どんなに財布のひもをゆるめてみてもという、当人・当事者の言葉になる。また「たかだかあんな奴の言うことなんか気にすることないよ」といった文と、「いくらお安くしてもせいぜい」などの文の間には互換性がない。「がんばる」を参照。

類義使分 ページ 722