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途絶える : 続いていた人間の行為・自然現象が、途中で切れて連続性を失う。🔗⭐🔉
途絶える : 続いていた人間の行為・自然現象が、途中で切れて連続性を失う。
【例】
公園の人通りが途絶えると、絶えて久しかったホタルが舞いはじめた。🔗⭐🔉
公園の人通りが途絶えると、絶えて久しかったホタルが舞いはじめた。
置 換 =
「途絶える」は置き換え可能。「絶える」は置き換え不能。「絶える」は文章語で、後が続いていかない状態に重点を置き、再び続くようになるということは考えに置いていない。「途絶🔗⭐🔉
「途絶える」は置き換え可能。「絶える」は置き換え不能。「絶える」は文章語で、後が続いていかない状態に重点を置き、再び続くようになるということは考えに置いていない。「途絶える」はやや文章語。後が続かなくなった変化に重点があり、再び続くことが期待されている。「たえず」を参照。
人間社会の事柄で、本当の意味で「絶える」が使えるのは「子孫〔息・火〕が絶える」といった場合で、「食糧や水・貯蔵物・送金・便り・関係・交際・嵐や風・動物の生存・道路や橋」🔗⭐🔉
人間社会の事柄で、本当の意味で「絶える」が使えるのは「子孫〔息・火〕が絶える」といった場合で、「食糧や水・貯蔵物・送金・便り・関係・交際・嵐や風・動物の生存・道路や橋」などに使われると、生死・生涯・環境などの問題にかかわる場合といった感じがする。また「人通りが絶える・いざこざの種〔心配・悪い噂・苦情〕が絶えない・絶えざる研究・絶えて久しい」など、比喩的な表現では、主観的に「絶えた」と感じ判断した場合である。
人間であるからには、明日に期待を持つというのが普通であるから、自然界での絶滅という内容を除けば、すべての場合に「絶える」は「途絶える」に置き換えることができるし、日常で🔗⭐🔉
人間であるからには、明日に期待を持つというのが普通であるから、自然界での絶滅という内容を除けば、すべての場合に「絶える」は「途絶える」に置き換えることができるし、日常では通常のことである。「子孫・息」の場合でさえ、養子をもらう・まだ完全に死んだわけではないといったニュアンスでは使うことができる。「絶やす」は「絶える」の他動詞。「子孫〔食べ物〕を絶やす・火を絶やさないようにする」など、人間の意志で、存続させないようにする・切れてなくなるようにするといった意味がある。「きる」を参照。
解 説 =
「雨・雪・風・嵐・雷・地震・洪水」など、自然現象が一時的に途絶える場合には「やむ」が使われ、台風は「過ぎる」だが、「地震・嵐・雷・洪水」といった恐ろしいものにも「過ぎる🔗⭐🔉
「雨・雪・風・嵐・雷・地震・洪水」など、自然現象が一時的に途絶える場合には「やむ」が使われ、台風は「過ぎる」だが、「地震・嵐・雷・洪水」といった恐ろしいものにも「過ぎる」が使われる。「やむ」では再び起こることも予想しているが、「絶える」を使うと、静まり返った感じや再び起こるまいという祈りのようなものが感じられる。「あがる」「やめる」を参照。
類義使分 ページ 777。