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 上へ持ち上がるように、張力を加えることに注目した「つり橋・つり鐘・つり革・つり輪・つり天井・ズボンつり・首をつる」などは「つるす」には置き換わらないし、洋服屋などで売っ🔗🔉

 上へ持ち上がるように、張力を加えることに注目した「つり橋・つり鐘・つり革・つり輪・つり天井・ズボンつり・首をつる」などは「つるす」には置き換わらないし、洋服屋などで売っている既製服・古着を「つるし」と呼ぶ場合があるが、店先などにハンガーにかけて、つるした状態からきた呼び名なので、「つる」には置き換わらない。「つりあい」を参照。

 「つる」は「釣〔攣〕る」と書くと、「エビでタイを釣る・魚釣り・泳いでいるとき足がつって、こむら返りが起こる・怒りに顔がひきつる」など、魚・虫などの小動物を針や糸に引っか🔗🔉

 「つる」は「釣〔攣〕る」と書くと、「エビでタイを釣る・魚釣り・泳いでいるとき足がつって、こむら返りが起こる・怒りに顔がひきつる」など、魚・虫などの小動物を針や糸に引っかけてとる、体の筋肉がけいれんを起こすという意味があり、「思わず話につり込まれる・宣伝〔甘い言葉〕につられる・目が少しつって(つり上がって)いる」など、何らかの力で引っ張ることを比喩的に表す場合があるが、「つるす」には置き換わらない。 補 足 =

 「垂らす」は「つる」という過程のない「つるす」動作を表し、しかも下端が下に届くか届かないかは問題にしない、つまり「釣り糸を池に垂らす・犬が舌を垂らす・髪を肩まで垂らす・🔗🔉

 「垂らす」は「つる」という過程のない「つるす」動作を表し、しかも下端が下に届くか届かないかは問題にしない、つまり「釣り糸を池に垂らす・犬が舌を垂らす・髪を肩まで垂らす・カーテン〔幕〕を窓〔舞台〕に垂らす・油をフライパンに垂らす」など、すでに上端が固定した状態から、軽くて軟らかい物を下げるか落とすかし、下がる・落ちるに任せて制御・コントロールしないことを表す。釣り糸を竿につける・カーテンを窓に取りつける動作から表したい場合は「つるす」に置き換わるが、舌・髪・油はつるすことができない。

類義使分 ページ 832