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「垂れる」は「垂らす」の自動詞だが、何かを垂らした結果や、自然現象か意志のない状態で何かが垂れる場合、帯状になって・細く糸を引くように・点々と滴状になって「垂れる」場合🔗⭐🔉
「垂れる」は「垂らす」の自動詞だが、何かを垂らした結果や、自然現象か意志のない状態で何かが垂れる場合、帯状になって・細く糸を引くように・点々と滴状になって「垂れる」場合と、滴状で「滴る」場合とがある。「滴る」は滴になるので「水・油・血・汗・雨漏り」などの液体に使い、「滴っている」は継続を表し、滴った後の状態は滴ではあり得ないので、その結果は表すことができない。もぎ立ての果物を洗った後・木々が雨に洗われた後の滴は、みずみずしい・清々しい感じを与えるので、比喩的に「水も滴るいい女・滴るばかりの緑」といった表現がある。
「垂れる」は「水〔汗・血〕が垂れる・雲が低く垂れる・実がなって枝が垂れる」などのほかに、他動詞で「犬が舌を垂れる・屋上からビルの外壁に広告の幕を垂れる・池に糸を垂れる」🔗⭐🔉
「垂れる」は「水〔汗・血〕が垂れる・雲が低く垂れる・実がなって枝が垂れる」などのほかに、他動詞で「犬が舌を垂れる・屋上からビルの外壁に広告の幕を垂れる・池に糸を垂れる」など、「垂らしている」とほぼ同じ意味を表す場合と、「憐れみ〔教え・範〕を垂れる・名を後世に垂れる」など、上位にある者が何かをして見せる・残すという意味の文語的表現になる場合がある。
「つり下げる」は、「つってつるす」が固定するという動作を重複させていて不自然な印象を与えるのを、自然な感じで表現した言葉。サーカスなどで、人間を一時的に天井からロープで🔗⭐🔉
「つり下げる」は、「つってつるす」が固定するという動作を重複させていて不自然な印象を与えるのを、自然な感じで表現した言葉。サーカスなどで、人間を一時的に天井からロープで「つり下げる」場合にも使うことができる。「つり下がる」は自動詞で、つり下げた結果を表すか、「鉄棒につり下がる」は「鉄棒につかまる」意志的な動作を表し、人や猿などが、立った状態では届かない高い鉄棒・木の枝などを、手でつかんで体を下げ、宙に浮く形にすること。「つり上げる」は「値段〔相場・魚・目〕をつり上げる」など、何かに上の方向へつる力を加えて、引き上げること。「つり上がる」は自動詞。「クレーンで建築資材がつり上がっていく」など、「つり上げた」結果を示す。
類義使分 ページ 833。