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広辞苑の検索結果 (1)
な‐ど【何ど】🔗⭐🔉
な‐ど【何ど】
〔副〕
(ナニトの転)どうして。なにゆえ。なぜ。古事記中「―さける鋭目とめ」
大辞林の検索結果 (29)
なっ-と【何と】🔗⭐🔉
なっ-と 【何と】 (副)
〔「なにと(何)」の転〕
「なんと」に同じ。「ソノ戦ガ敗レテカラワ―アッタゾ/天草本平家 4」
なに-と【何と】🔗⭐🔉
なに-と 【何と】
■一■ (副)
(1)どうして。なぜ。「岩代のまつこともなき我身さへ―憂世にむすぼほるらん/続古今(雑中)」
(2)「なんと(何){■一■(1)}」に同じ。「さて座禅の公案―心得候ふべき/謡曲・放下僧」
■二■ (感)
(1)問い返したり,念を押したりするときに用いる語。なんだって。「『その人買舟に物申さう』『あら音高し,―,―』/謡曲・自然居士」
(2)話しかけて相談するときなどに用いる語。おいどうだ。「―,明日の襟付はどうしたものであらうぞ/狂言記・烏帽子折」
なにと=かは🔗⭐🔉
――かは
(1)反語の意を表す。いったいどのように…しようか,なんともしようがない。「―人にも今はかたるべき/続拾遺(雑中)」
(2)疑問の意を表す。どのように…するか。「松の雪をも―見る/源氏(椎本)」
なにと=して🔗⭐🔉
――して
(1)「なんとして(何){(1)}」に同じ。どうして。「さてこの者をば―召し連れられて候ふぞ/謡曲・七騎落」
(2)どんな方法で。どうやって。「八嶋よりこれまでは―逃れさせ給ひて候ふやらん/平家 10」
(3)反語の意を表す。どうして…しようか(…しない)。「身共が為にもまま子ぢや物を―喰ふ物ぢや/狂言・鬼の継子(虎寛本)」
なにと=な・し🔗⭐🔉
――な・し
(1)特に取り立てて言うほどのこともない。どうということもない。普通だ。「非参議のほど,―・き若人こそ二藍はよけれ/源氏(藤裏葉)」
(2)何がそうだと特定あるいは限定できない。全体にわたってあれこれと,また漠然と。「―・う物哀れなりける折節/平家 2」「天下の事―・く関東の計として / 太平記 1」
(3)特別な注意を払わないで事をするさま。特別な理由や目的がない。なんとなく。「―・く受け取れども箱王は涙にむせびけり/曾我 4」
なにと=はなしに🔗⭐🔉
――はなしに
どうということもなく。何となく。なんとはなしに。「―しゃべってしまった」
なにと=やらん🔗⭐🔉
――やらん
(1)なんであろうか。どういうものか。「漫々たる海上に,―はたらく物あり/平家(二本・延慶本)」
(2)どことなく。なんとなく。なんだか。「―,御座敷しづまりたり。歌へや殿ばら,はやせや,舞はん/曾我 6」
なに-と【何と】🔗⭐🔉
なに-とも【何とも】🔗⭐🔉
なに-とも 【何とも】 (副)
(1)(下に否定表現を伴って)別に大したことにも。何ごととも。なんとも。「めでたき御もてなしも―おぼえず/源氏(帚木)」
(2)あらゆる方法を尽くして。なんとかして。「―シテコノ難儀ヲノガリョウズ/日葡」
(3)どう見ても。いかにも。なにぶんにも。「―参り悪うござる/狂言記・貰聟」
(4)…なども。「形ち,有様も美(ウルワ)しかりけり。気はひ―物言ひもをかしかりければ/今昔 30」
なん-と【何と】🔗⭐🔉
なん-と [1] 【何と】
〔「なにと(何)」の転〕
■一■ (副)
(1)どのように。どう。「―したものか」
(2)強い驚きや感動の気持ちを表す。たいそうまあ。なんという。なんて。「―美しい夜だろう」
(3)相手の意向や反応を確かめる気持ちを表す。「其の道づれと,―一口遣らうではないか,ええ,捻平さん/歌行灯(鏡花)」
(4)反語の意を表す。どうして…か。「誠をつくす侍に,―刃が当てられう/浄瑠璃・平家女護島」
■二■ (感)
(1)驚いたり感心したりしたときに発する語。「―,まあ」「―,四つ時で御ざる/狂言・不聞座頭」
(2)相手に念を押すのに用いる語。どうだ。どうですか。「―,そうじゃありませんか」「―皆様如何でございます/義血侠血(鏡花)」
なんと=いう🔗⭐🔉
――いう
(1)強い驚きや感動の気持ちを表す。なんと。「―かわいそうな話だ」「―幸運だ」
(2)名称がはっきりしない場合などに用いる。「―人だったか思い出せない」
(3)(打ち消しの語を伴って)特に取り立てていうほどでない意を表す。「―こともない平凡な作品」
なんと=言っても🔗⭐🔉
――言っても
その事柄を他とくらべ合わせて,特に強調する意を表す。どう言おうとも。なんたって。「―これが一番いい」
なんと=して🔗⭐🔉
――して
(1)どうして。なぜ。なんのために。「方様は―ここにござります/浮世草子・一代男 5」
(2)反語の意を表す。どうして…しようか。「我ガマダ生キテ居ル中ニ別ノ妻ヲバ―オ持チアラウゾ/天草本伊曾保」
なんと=しても🔗⭐🔉
――しても
あらゆる手段を尽くしても。どうしても。「―勝ちたい」「―勝てない」
なんと=は無しに🔗⭐🔉
――は無しに
これという理由もなく。何となく。
なんと-なく【何と無く】🔗⭐🔉
なんと-なく [4] 【何と無く】 (副)
(1)はっきりした理由や目的もなく。わけもなく。どことなく。「―好きだ」「―旅に出る」
(2)何ということもなく。平凡に。「―一生を送ってしまった人」
なんと-なし【何と無し】🔗⭐🔉
なんと-なし 【何と無し】 (副)
「なんとなく」に同じ。「―に愛用している」「―一日が過ぎてしまった」
なんと-なれば【何となれば】🔗⭐🔉
なんと-なれば [4][1] 【何となれば】 (接続)
〔漢文訓読に由来する語〕
その理由を言えば。なぜかというと。「かれは無罪だ。―,そのとき,かれは現場にいなかった」
なんと-やら【何とやら】🔗⭐🔉
なんと-やら [1] 【何とやら】 (副)
(1)なんとなく。なにやら。どういう訳か。「―心がおどる」
(2)名称や言葉などをぼかしたり,婉曲に言うときに用いる語。なんとか。「―いう人が来ました」「うわさをすれば―」
なん-とか【何とか】🔗⭐🔉
なん-とか 【何とか】
〔「なにとか(何)」の転〕
■一■ [1] (副)スル
(1)手段や方法を尽くして,何かをすることを表す。「―完成させたいものだ」「今のうちに―しないと大変だ」「そこを―お願いします」
(2)満足とはいえないが,どうにか。どうやら。まずまず。「苦労の末,―目的地にたどりつく」「これだけあれば―なる」
■二■ (連語)
(1)はっきり言えない事柄を表す。「―という人がたずねて来た」「―言いなさい」
(2)あれやこれや。「所用だとか―言って会ってくれない」
なんとか=かんとか🔗⭐🔉
――かんとか
「なんとか」を強めていう語。どうにかこうにか。どうやらこうやら。
なんとか=して🔗⭐🔉
――して
何らかの手段・方法を講じて。どうにかして。ぜひとも。なにとかして。「―戦争をなくしたいものだ」
なん-とも【何とも】🔗⭐🔉
なん-とも [0][1] 【何とも】 (副)
〔「なにとも(何)」の転〕
(1)(下に打ち消しを伴う)(ア)これとはっきり言えない気持ちを表す。どうとも。「どうなるか,まだ―言えない」「―わからない」「―言いようがない」(イ)大したことはないという気持ちを表す。「―思わない」「けがは―なかった」
(2)程度が形容のしようのないほどひどいさまを表す。まことに。まったくもって。「―困った事になった」「―申し訳ありません」
〔「―ない」などは,アクセントは [0]〕
なんとも=彼(カ)とも🔗⭐🔉
――彼(カ)とも
意想外のことで,どう形容してよいかわからないさま。「―言いようがない」
なんとも=はや🔗⭐🔉
――はや
「なんとも{(2)}」を強めていう語。「―困ったものだ」
なんと【何と】(和英)🔗⭐🔉
なんとか【何とかして】(和英)🔗⭐🔉
なんとか【何とかして】
somehow or other;one way or another.〜やってゆく get along somehow.〜する do something.‖何とかいう人 Mr.So-and-So.
なんとなく【何となく】(和英)🔗⭐🔉
なんとなく【何となく】
somehow;→英和
in some way;One doesn't know why,but….〜うれしい a vague feeling of joy.
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