複数辞典一括検索+
広辞苑の検索結果 (2)
しつ‐じ【執事】🔗⭐🔉
しつ‐じ【執事】
(古くはシッシとも)
①事務を執りしきる者。身分の高い人の家や寺社で、家政や事務を執行する人。
②官職の名。
㋐内豎所ないじゅどころで別当に次ぐ職。
㋑院庁の別当の首席、摂関家で家司の長。
㋒鎌倉幕府の問注所の長官。また、政所まんどころの次官。室町幕府の政所・問注所の長官。
㋓鎌倉幕府の執権の異称。
㋔室町幕府初期に将軍の代官として、軍事・政務の補佐をつとめた要職。
㋕江戸幕府の若年寄の異称。
③〔宗〕(deacon)キリスト教(聖公会)で、主教(監督)・司祭に次ぐ第3位の聖職。カトリック教会では助祭という。
④貴人などへの手紙の脇付に用いる語。
⇒しつじ‐だい【執事代】
しつじ‐だい【執事代】🔗⭐🔉
しつじ‐だい【執事代】
鎌倉・室町幕府の職名。政所・問注所の執事に事故のある時、代理を勤めた。
⇒しつ‐じ【執事】
大辞林の検索結果 (3)
しつ-じ【執事】🔗⭐🔉
しつ-じ [2][1] 【執事】
〔古くは「しっし」とも〕
(1)身分ある人の家にあって,庶務を執り行う人。
(2)内豎所(ナイジユドコロ)・進物所(シンモツドコロ)などの庶務職員。
(3)院司・親王家・摂関家・大臣家などの家司(ケイシ)の長。
(4)鎌倉幕府の職名。(ア)政所(マンドコロ)の次官。(イ)問注所の長官。(ウ)執権(シツケン)の別名。
(5)室町幕府の職名。(ア)政所・問注所の長官。(イ)管領(カンレイ)・関東管領の前称。
(6)江戸幕府の若年寄の別名。
(7)寺社で,事務に当たる役。
(8)〔deacon〕
キリスト教会の職務の一。聖公会では司祭,ルター派教会では牧師に次ぐ聖職者の職務。長老派・会衆派教会では信徒の職名。聖礼典の補助,会計管理などを行う。正教会では輔祭(ホサイ)という。
→助祭
(9)手紙の脇付(ワキヅケ)の一。貴人への手紙のあて名に添える。
しつじ-だい【執事代】🔗⭐🔉
しつじ-だい [0] 【執事代】
鎌倉・室町幕府の職名。政所・問注所に置かれた職。執事に支障のある時その代理を務めた。
しつじ【執事】(和英)🔗⭐🔉
広辞苑+大辞林に「執事」で始まるの検索結果。