複数辞典一括検索+![]()
![]()
広辞苑の検索結果 (1)
○意到りて筆随ういいたりてふでしたがう🔗⭐🔉
○意到りて筆随ういいたりてふでしたがう
[春渚紀聞]詩歌・文章の筆が思うままにすらすらと運ぶことをいう。
⇒い【意】
いい‐ちが・う【言い違う】イヒチガフ
[一]〔他五〕
まちがって言う。
[二]〔他下二〕
⇒いいちがえる(下一)
いい‐ちが・える【言い違える】イヒチガヘル
〔他下一〕[文]いひちが・ふ(下二)
まちがえて言う。「名前を―・える」
イー‐チャン【一荘】
(中国語)マージャンで、1試合のこと。競技者4人が順次に東南西北四風のおのおのの親を一巡して終わる。
いい‐ちら・す【言い散らす】イヒ‥
〔他五〕
①言いふらす。紫式部日記「殿上人などに―・して」
②やたらに言う。無遠慮に言う。源氏物語東屋「あやしくあうなく、人の思はむ所も知らぬ人にて、―・しゐたり」
③他の説を論じやぶる。説破する。
いいづか【飯塚】イヒ‥
福岡県北部の市。かつては筑豊炭田の中心地だったが、今はすべて閉山。人口13万3千。
いいづか【飯塚】イヒ‥
姓氏の一つ。
⇒いいづか‐とうよう【飯塚桃葉】
⇒いいづか‐ろうかんさい【飯塚琅玕斎】
いいづか‐とうよう【飯塚桃葉】イヒ‥タウエフ
江戸中期の蒔絵師。号、観松斎。江戸の人。1764年(明和1)より阿波藩主蜂須賀重喜に仕え、江戸桧物町の藩邸内で制作。印籠蒔絵に優れる。( 〜1790)
⇒いいづか【飯塚】
いい‐つか・る【言い付かる】イヒ‥
〔他五〕
他人から言いつけられる。命じられる。「用を―・る」
いいづか‐ろうかんさい【飯塚琅玕斎】イヒ‥ラウ‥
竹工家。本名、弥之助。栃木県生れ。竹細工に秀ひいで、束ね編みなど竹籠技術の新手法を創案。(1890〜1958)
⇒いいづか【飯塚】
いい‐つぎ【言い継ぎ】イヒ‥
①言い伝えること。
②取り次ぐこと。伝言。
③奉公人を仲介すること。また、その人。口入れ。周旋人。傾城禁短気「後は―までお出入の家のふさがるを恨み」
いい‐つ・く【言ひ付く】イヒ‥
[一]〔自四〕
(主に男女の間で)言いよる。後撰和歌集恋「心懸けて侍りけれど―・かむ方もなく」
[二]〔他下二〕
⇒いいつける(下一)
いい‐つ・ぐ【言い継ぐ】イヒ‥
〔他五〕
①言い伝える。万葉集3「語り継ぎ―・ぎ行ゆかむ」
②取り次ぐ。伝言する。蜻蛉日記下「さかしらがる人のありて、もの―・ぐ人あり」
いい‐つく・す【言い尽くす】イヒ‥
〔他五〕
①言うべきことは残らず言う。「日ごろの不満を―・す」
②言葉で十分に表現する。「―・すことのできないほどの気持」
いい‐つくろ・う【言い繕う】イヒツクロフ
〔他五〕
ことばであやまちをごまかす。ていよく言ってとりつくろう。「失敗をうまく―・う」「その場を―・う」
いい‐つけ【言い付け】イヒ‥
①命令。指示。「―を守る」
②つげぐち。
いい‐つ・ける【言い付ける】イヒ‥
〔他下一〕[文]いひつ・く(下二)
①申しつける。命令する。源氏物語手習「かの人の―・けし事など」。「用事を―・ける」
②つげぐちする。密告する。源氏物語葵「さるうとましきことを―・けらるる」。「先生に―・ける」
③言いなれる。徒然草「―・けたることくさ」。「―・けない敬語を使う」
④名づける。栄華物語日蔭のかづら「大宰相の君などいふ人、おばおとどなど―・け給ひ」
⑤きびしく言う。叱りつける。狂言、牛馬「きつと―・けて下され」
いい‐つたえ【言い伝え】イヒツタヘ
①昔から言いつたえられて来たこと。伝説。口碑。
②伝言。取次ぎ。
いい‐つた・える【言い伝える】イヒツタヘル
〔他下一〕[文]いひつた・ふ(下二)
①語り続けて後の世の話に残す。「―・えられた伝説」
②取り次ぐ。伝言する。
いい‐つづ・ける【言い続ける】イヒ‥
〔他下一〕[文]いひつづ・く(下二)
①続けて言う。
②言い伝える。語り伝える。
③同じことを長く繰り返し言う。
いいつて‐くらく【言ひ伝て来らく】イヒ‥
(「来らく」は「来く」のク語法)言いつたえて来ていることには。万葉集5「神代より―」
いいづな‐やま【飯綱山・飯縄山】イヒ‥
長野市北部にある山。妙高火山群の一つで円錐形の火山。南山麓の飯綱高原は湿地が多く、植物の宝庫。山頂に飯綱神社がある。標高1917メートル。いづなさん。
飯綱山とそばの花
撮影:新海良夫
いい‐つの・る【言い募る】イヒ‥
〔自他五〕
調子にのって、ますます言い張る。浄瑠璃、浦島年代記「たがひに負けじと―・る」
いいっ‐ぱなし【言いっ放し】イヒ‥
①言うだけ言って相手の返事・反応を気にかけないこと。
②言ったままで実行しないこと。
いい‐つ・める【言い詰める】イヒ‥
〔他下一〕[文]いひつ・む(下二)
①問いつめる。
②最後のところまで言う。
いい‐づら・う【言ひ論ふ】イヒヅラフ
〔他四〕
(「づらふ」は「あげつらふ」「かかづらふ」などの「つらふ」と同じ)あれこれ言う。万葉集13「―・ひありなみすれど」
いい‐つら・ねる【言い連ねる】イヒ‥
〔他下一〕[文]いひつら・ぬ(下二)
次々と並べ立てて言う。「不平を―・ねる」
いい‐つらのかわ【好い面の皮】‥カハ
(自分や他人の失敗・不幸を嘲笑的にいう時のことば)とんだ恥さらし。割の悪い目にあったこと。人情本、春色辰巳園「手めへの自由をされたら―だ」
イー‐ディー‐アイ【EDI】
(electronic data interchange)電子データ交換。コンピューター‐ネットワークを用いて商取引に関する情報を企業間で交換する仕組み。
イー‐ティー‐シー【ETC】
(electronic toll collection system)高速道路の料金を、料金所で止まって支払うことなく、自動的に精算するシステム。自動料金収受システム。
イー‐ディー‐ティー‐エー【EDTA】
(→)エチレンジアミン四酢酸の略称。
イー‐ディー‐ピー‐かいけい【EDP会計】‥クワイ‥
(EDPはelectronic data processingの略)コンピューターを用いた会計処理システム。コンピューター会計。
いいで‐さんち【飯豊山地】イヒ‥
山形・新潟・福島の県境の山地。主峰は飯豊山神社のある飯豊山(2105メートル)、最高峰は大日岳(2128メートル)。
飯豊山地
撮影:佐藤 尚
イーデン【Robert Anthony Eden, Earl of Avon】
イギリスの政治家。保守党員。1935〜38、40〜45、51〜55年外相。55〜57年首相。(1897〜1977)
イート‐イン
(和製語eat in)持ち帰りのできる飲食店の店内で、そこで買ったものをそのまま飲食すること。
いい‐とお・す【言い通す】イヒトホス
〔他五〕
どこまでも言い張る。最後まで同じ意見を言いつづける。「知らないと―・す」
いい‐とお・る【言ひ通る】イヒトホル
〔自四〕
①話のすじがよく通る。源氏物語帚木「ものよく―・れるを」
②自己の主張を固執して述べる。日葡辞書「イイトヲル」
いい‐とこ
(「いいところ」の略)
①取るべきところ。長所。利点。「奴も―ある」
②裕福な家庭。上流家庭。「―のぼんぼん」
③(副詞的に)どんなにがんばっても。せいぜい。「―10位入賞だ」
⇒いいとこ‐どり【いいとこ取り】
いいとこ‐どり【いいとこ取り】
自分の利益になるところだけを選んで取り、不都合なところは引き受けないこと。
⇒いい‐とこ
いい‐とし【好い年】
相当の年輩。分別ある年頃。また、相当の高齢。「―をしてみっともない」
いい‐ととの・う【言ひ調ふ】イヒトトノフ
〔他下二〕
言葉をつくして言いきかせる。源氏物語夕霧「わづかなるしも人をも―・へ」
いい‐とど・む【言ひ留む】イヒ‥
〔他下二〕
①言葉に表して他人の動作をやめさせる。源氏物語蓬生「―・むべき方もなくて」
②言葉に表して後まで残しておく。今鏡「いかなることのはも―・めまほしきに」
いい‐とよ【鵂鶹】イヒ‥
(古くはイヒドヨ)フクロウの古名。
いいとよあお‐の‐ひめみこ【飯豊青皇女】イヒ‥アヲ‥
履中天皇の皇女。市辺押磐いちのべのおしわ皇子の妹(王女とも)。清寧天皇の没後継嗣なく、一時政を執ったと伝えられ、飯豊天皇とも称される。
いい‐とり【好い鳥】
(→)「いいかも」に同じ。
いい‐と・る【言ひ取る】イヒ‥
〔他四〕
①言葉に表して伝える。雨月物語4「愚かなりともよく―・り侍らん」
②人の話を中途から自分が引き取って話す。
イートン【Eton】
ロンドンの西35キロメートル、ウィンザー城のテムズ川対岸にある町。
⇒イートン‐カラー【Eton collar】
⇒イートン‐カレッジ【Eton College】
イートン‐カラー【Eton collar】
襟腰が高く折返しの大きい白布製の襟。初めイートン‐カレッジの制服用。→カラー(図)。
⇒イートン【Eton】
イートン‐カレッジ【Eton College】
イギリスのパブリック‐スクール。1440年ヘンリー6世によりイートンに設立。寄宿舎制の男子校。留学生が多い。
⇒イートン【Eton】
いい‐なお・す【言い直す】イヒナホス
〔他五〕
前言のまちがいを改める。また、あらためてもう一度言う。言い改める。源氏物語夕霧「人の御名を、よさまに―・す人は難きものなり」。「誤りに気づいて―・す」「わかりやすく―・す」
いい‐なおすけ【井伊直弼】ヰ‥ナホ‥
幕末の大老。彦根藩主。掃部頭。徳川家茂いえもちを将軍の継嗣とし、また勅許を待たずに諸外国と条約を結び、反対派を弾圧したので(安政の大獄)、水戸・薩摩浪士らに桜田門外で殺された。(1815〜1860)
⇒いい【井伊】
いい‐なおたか【井伊直孝】ヰ‥ナホ‥
江戸初期の譜代大名。彦根藩主。直政の次男。掃部頭。大坂冬・夏の陣に功をたて、秀忠・家光・家綱の3代に仕えた。(1590〜1659)
⇒いい【井伊】
いい‐なおまさ【井伊直政】ヰ‥ナホ‥
安土桃山時代の武将。徳川四天王の一人。直孝の父。長久手の戦、小田原攻めなどに勇名をはせる。(1561〜1602)
⇒いい【井伊】
いい‐なか【好い仲】
仲がよい間柄。特に、男女が互いにすきあっている関係。
いい‐なが・す【言い流す】イヒ‥
〔他五〕
①言いふらす。言いひろめる。源氏物語藤裏葉「浅き名を―・しける川口は」
②言いっぱなしにする。
いい‐なし【言い做し】イヒ‥
①もっともらしく言うこと。狂言、武悪「それは汝が―であらう」
②とりなし。浄瑠璃、薩摩歌「この人の―とはいひつ、縁次第、仕合はせ次第」
いいなし‐ずし【飯無鮨】イヒ‥
魚肉を酢につけて押してならした、飯を用いない鮨。
いい‐な・す【言い做す】イヒ‥
〔他五〕
(ナスは、意識的にする意)
①ことさらに言う。源氏物語若紫「いたう嘆かしげにも―・さず」
②そうでないことをもっともらしく言う。源氏物語若菜下「掻きあはせ給はむ御琴の音も、試楽めきて人―・さむを」
いい‐なずけ【許嫁】イヒナヅケ
(「言い名付け」の意)双方の親の合意で幼少の時から婚約を結んでおくこと。また、その当人同士。広く婚約者をもいう。
いい‐なづ・く【言ひ名付く】イヒ‥
〔他下二〕
結婚の約束をする。太平記18「已に人の―・けて事定まりたる中をさけて」
いい‐なや・む【言い悩む】イヒ‥
〔他五〕
①言葉に出して心配する。狭衣物語4「春日の神もいかがおぼさんと、世の人々は―・めど」
②言いにくく思う。
いい‐ならわし【言い習わし】イヒナラハシ
昔から一般にそう言われている事柄・言葉。「土地の―」
いい‐ならわ・す【言い習わす】イヒナラハス
〔他五〕
①世間で習慣的にそのように言う。
②特定の人の口ぐせとして言う。
いい‐なり【言い成り】イヒ‥
言うがまま。言うとおり。いうなり。「人の―になる」「―どおり」
⇒いいなり‐さんぼう【言い成り三宝】
⇒いいなり‐しだい【言い成り次第】
⇒いいなり‐ほうだい【言い成り放題】
いいなり‐さんぼう【言い成り三宝】イヒ‥
(→)「言い成り次第」に同じ。浮世風呂2「病人の―にして上げなせえ」
⇒いい‐なり【言い成り】
いいなり‐しだい【言い成り次第】イヒ‥
言うがままにすること。また、なること。
⇒いい‐なり【言い成り】
いいなり‐ほうだい【言い成り放題】イヒ‥ハウ‥
(→)「言い成り次第」に同じ。
⇒いい‐なり【言い成り】
いい‐な・れる【言い馴れる・言い慣れる】イヒ‥
〔自他下一〕[文]いひな・る(下二)
①その言い方になれる。呼びなれる。
②(男女の間などで)言い寄って親しみなれる。源氏物語末摘花「こと多く―・れたらむ方にぞなびかむかし」
いい‐にく・い【言い難い】イヒ‥
〔形〕[文]いひにく・し(ク)
言うことがむずかしい。また、言うのがためらわれる。言いづらい。「―・い早口ことば」「直接本人には―・い」
いい‐ぬ・ける【言い抜ける】イヒ‥
〔他下一〕
うまく言いつくろってその場を切りぬける。言いのがれる。「巧みに―・ける」
いいぬま【飯沼】イヒ‥
姓氏の一つ。
⇒いいぬま‐よくさい【飯沼慾斎】
いいぬま‐よくさい【飯沼慾斎】イヒ‥
江戸後期の本草学者・蘭医。名は長順。通称、竜夫。伊勢亀山の人。小野蘭山に本草を学び、宇田川榛斎しんさいから蘭方の教えを受けた。主著「草木図説」。(1782〜1865)
⇒いいぬま【飯沼】
いい‐ね【言い値】イヒ‥
売手の言うままの値段。↔付値つけね
いい‐のがれ【言い逃れ】イヒ‥
言いのがれること。言いぬけ。
いい‐のが・れる【言い逃れる】イヒ‥
〔他下一〕[文]いひのが・る(下二)
うまく言いつくろってその場をのがれる。言いぬける。「言を左右にして―・れる」
いい‐のき【言い退き】イヒ‥
言って引きさがること。言って別れること。狂言、酢薑すはじかみ「とてもの事に秀句を―に致さう」
いい‐の・ける【言い退ける】イヒ‥
〔他下一〕[文]いひの・く(下二)
自説を主張して、相手の言い分をしりぞける。言い負かす。
いい‐のこ・す【言い残す】イヒ‥
〔他五〕
①話を十分に尽くさないで残す。言い落とす。「時間がたりなくて―・す」
②去るに際して、後に言いおく。「―・したいことがある」
いい‐のたて【言ひの立て】イヒ‥
勝手なことを言ってうわさを高めること。大鏡伊周「いでや、さありしかど、かかるぞかしと、人に―せさすな」
いい‐ののし・る【言ひ罵る】イヒ‥
〔他四〕
言い立てて騒ぐ。やかましくうわさする。源氏物語手習「いよいよいと尊きものに―・る」
いい‐の・ぶ【言ひ延ぶ】イヒ‥
〔他下二〕
いろいろに言って時を延ばす。隆信集「女のたのめし日を―・べつつ後の日をまてといひしかば」
いい‐のぼ・す【言ひ上す】イヒ‥
〔他下二〕
都へ便りなどをやる。天草本平家物語「都の守護に上せられた北条のもとへ鎌倉殿―・せらるるは」
いいのや‐ぐう【井伊谷宮】ヰ‥
静岡県浜松市引佐町井伊谷にある元官幣中社。祭神は後醍醐天皇の皇子宗良むねよし親王。
いい‐はぐ・れる【言い逸れる】イヒ‥
〔自他下一〕[文]いひはぐ・る(下二)
言う機会を失う。言いそびれる。「お礼を―・れる」
いい‐はげま・す【言ひ励ます】イヒ‥
〔他四〕
はげしい口調で言う。源氏物語帚木「にくげなることどもを―・し侍るに」
いい‐はじ・める【言い始める】イヒ‥
〔他下一〕[文]いひはじ・む(下二)
①言いだす。話し始める。
②男女が言い寄り始める。拾遺和歌集恋「雅正が娘に―・め侍りける」
いい‐は・つ【言ひ果つ】イヒ‥
〔他下二〕
言いおえる。言いきる。源氏物語蛍「ひたぶるに空言と―・てむも」
いい‐はな・つ【言い放つ】イヒ‥
〔他五〕
思うことを遠慮なく言う。断言する。公言する。「無能だと―・つ」
いい‐はや・す【言い囃す】イヒ‥
〔他五〕
①ほめそやして言う。おだてあげる。源氏物語帚木「さあるにより、かたき世とは定めかねたるぞやと―・し給ふ」
②盛んに評判する。
③失敗などを、言いふらしてからかう。
いい‐は・る【言い張る】イヒ‥
〔他五〕
自分の意見を述べてあくまで通そうとする。主張する。「自説を―・る」「無実だと―・る」
いい‐はる・く【言ひ晴く】イヒ‥
〔他下二〕
弁明して不審をはらす。申し開きをする。日葡辞書「アヤマリヲイイハルクル」
イー‐ばん【E判】
写真感光材料の大きさの一つ。8.2センチメートル×11.7センチメートル程度の大きさに対する慣用名。サービス‐サイズ。
イー‐ピー【EP】
EPレコードの略。
⇒イーピー‐レコード【EPレコード】
イー‐ビー‐アール‐ディー【EBRD】
(European Bank for Reconstruction and Development)(→)欧州復興開発銀行。
イー‐ビー‐アイ‐さっきんざい【EBI殺菌剤】
(ergosterol biosynthesis inhibitor)農薬の一種。子嚢菌・担子菌・不完全菌のエルゴステロール生合成を阻害する殺菌剤。浸透性が高く、低濃度で有効。急性経口毒性LD50は700程度。
イー‐ピー‐エー【EPA】
(eicosapentaenoic acid)(→)エイコサペンタエン酸の略称。
イー‐ピー‐エス【EPS】
(earning per share)1株当り純利益。税引後純利益を発行済株式数で割った比率。株価収益率を求めるのに用いられる。
イー‐ピー‐ユー【EPU】
(European Payments Union)(→)欧州決済同盟。
イーピー‐レコード【EPレコード】
(extended playing record)1分間45回転のレコード。ドーナツ盤。→LPレコード
⇒イー‐ピー【EP】
イー‐ビジネス【E-business; e-business】
(E、eはelectronicの略)インターネットなど電子媒体を活用した商取引や企業活動。
いい‐びつ【飯櫃】イヒ‥
めしびつ。小判形が多い。「いびつ」とも。
⇒いいびつ‐なり【飯櫃状】
いいびつ‐なり【飯櫃状】イヒ‥
小判形。楕円形。「いびつなり」とも。
⇒いい‐びつ【飯櫃】
いい‐ひと【好い人】
①善良な人。ときに、好人物。
②情人。恋人。
いい‐ひらき【言い開き】イヒ‥
言いわけ。弁解。弁明。申し開き。黒岩涙香、紳士の行ゑ「如何にも旨く―の工夫を考へしものなる哉」。「―が立たない」
いい‐ひら・く【言い開く】イヒ‥
〔他五〕
事情を説明して理由を明らかにする。言いわけする。
いい‐ひろ・ぐ【言ひ広ぐ】イヒ‥
〔他下二〕
言いひろめる。源氏物語椎本「あはあはしうなどは―・げずとも」
いい‐ひろ・める【言い広める】イヒ‥
〔他下一〕[文]いひひろ・む(下二)
世間に広く知らせる。言いふらす。
イー‐ファン【一翻】
(中国語)(「翻」は倍の意)マージャンで、上がり役がつくことにより得点が2倍になること。
イー‐ブイ‐エフ【EVF】
(electronic view finder)ビデオ‐カメラやデジタル‐カメラに用いる電子式ファインダー。電子ビュー‐ファインダー。光学ファインダーに対していう。
いい‐ふく・める【言い含める】イヒ‥
〔他下一〕[文]いひふく・む(下二)
くわしく言い聞かせて、事の次第・理由などをわからせる。「あらかじめ―・めておく」「事情を―・める」
いい‐ふ・せる【言い伏せる】イヒ‥
〔他下一〕[文]いひふ・す(下二)
説きふせる。論破する。
いい‐ふら・す【言い触らす】イヒ‥
〔他五〕
多くの人に知れるように言いひろめる。吹聴ふいちょうする。「秘密を―・す」
いい‐ふ・る【言ひ触る】イヒ‥
〔他下二〕
①ことばをかける。話しかける。言いよる。源氏物語宿木「かかるついでに、もの―・れむとおぼすに」
②言いふらす。うわさする。好色五人女1「清十郎とりてにげしと―・れて」
いい‐ふる・す【言い古す・言い旧す】イヒ‥
〔他五〕
珍しくなくなるほど何度も言う。「―・された話」
いいふれ‐ぐさ【言触れ種】イヒ‥
うわさのたね。
いい‐ぶん【言い分】イヒ‥
①(その人の)言いたい事柄。言うべき箇条。また、もんく。「双方の―を聞く」「―が通る」
②口論。いさかい。歌舞伎、傾城壬生大念仏「最前お姫様と―をなされました上で」
イーブン【even】
①相等しいこと。スポーツで、得点が同じであること。
②ゴルフで、打数または勝ったホール数が同じであること。
⇒イーブン‐パー【even par】
⇒イーブン‐ペース【even pace】
イーブン‐パー【even par】
ゴルフのストローク‐プレーで、パー(基準打数)でプレーをすること。また、そのスコア。
⇒イーブン【even】
イーブン‐ペース【even pace】
均等のペース。特に長距離走で、同じ速度を保って走ることにいう。
⇒イーブン【even】
いい‐へら・す【言ひ減らす】イヒ‥
〔他四〕
相手をけなす。悪口を言って人をへこませる。〈日葡辞書〉
いい‐ぼ【飯粒】イヒ‥
①めしつぶ。神功紀「―を取りて餌として」
②(形が1に似ているから)「いぼ」の古形。〈類聚名義抄〉
いい‐ほぐ・す【言ひ解す】イヒ‥
〔他四〕
①わけを言って疑いを解く。いいほどく。
②言葉で攻撃する。反対する。
いい‐ほど・く【言ひ解く】イヒ‥
〔他四〕
(→)「いいほぐす」に同じ。
いい‐まえ【言い前】イヒマヘ
①言いわけ。口実。言い分。〈和英語林集成2版〉
②言い方。夏目漱石、明暗「よし嘘でないとした所で、単に口先の―と思はなければならなかツた」
いい‐まか・す【言い負かす】イヒ‥
〔他五〕
ことばで争って相手をへこます。言いふせる。「先輩を―・す」
いい‐まぎら・す【言い紛らす】イヒ‥
〔他五〕
(→)「いいまぎらわす」1に同じ。
いい‐まぎらわ・す【言い紛らわす】イヒマギラハス
〔他五〕
①本筋からそれたことを言ってごまかす。いいまぎらす。源氏物語薄雲「異事ことごとに―・し給ひつ」
②他人の話に口を出して乱す。能因本枕草子物語をもせよ「さかしらにいらへうちして、こと人と物―・す人いと、にくし」
いい‐まく・る【言い捲る】イヒ‥
〔他五〕
やたらにしゃべり立てる。まくしたてる。「自分のことを―・る」「負けずに―・る」
いい‐ま・ける【言い負ける】イヒ‥
〔自下一〕
言い争って負ける。「弟に―・ける」
いい‐ま・げる【言い曲げる】イヒ‥
〔他下一〕
事実や道理をゆがめて言う。
いい‐まさぐ・る【言ひ弄る】イヒ‥
〔他四〕
いろいろ言ってからかう。無名草子「強ひて召し出でてとかく―・り」
いい‐まつわ・す【言ひ纏はす】イヒマツハス
〔他四〕
くわしく言い聞かせる。宇津保物語俊蔭「誰か―・し知らせむ」
いい‐まろ・む【言ひ丸む】イヒ‥
〔他下二〕
言いくるめる。
いい‐まわし【言回し】イヒマハシ
言いあらわし方。言いよう。言葉の使い方。「―が下手だ」「もってまわった―」
いい‐まわ・す【言い回す】イヒマハス
〔他五〕
①ことば巧みに言う。源氏物語帚木「むべむべしく―・し侍るに」
②広く告げ知らせる。宇治拾遺物語3「かかる処こそあれと―・して」
③遠回しに言う。〈日葡辞書〉
いい‐みだ・る【言ひ乱る】イヒ‥
〔他四〕
口を出して話の邪魔をする。言ってさまたげる。源氏物語手習「かばかりにしそめつるを―・るも物しと思ひて」
いい‐みみ【好い耳】
いい話。傾城買二筋道「かげながら―を聞きてへ」
いい‐むか・う【言ひ逆ふ】イヒムカフ
〔他下二〕
逆らって言う。源氏物語紅葉賀「事のついでごとに―・ふるくさはひなるを」
いい‐むし【飯蒸し】イヒ‥
水で戻したもち米を蒸した料理。様々な具を入れて蒸すこともある。
いい‐め【好い目】
(「言う目」からか)望みどおりのこと。好運。「―が出る」
⇒好い目を見る
いい‐つの・る【言い募る】イヒ‥
〔自他五〕
調子にのって、ますます言い張る。浄瑠璃、浦島年代記「たがひに負けじと―・る」
いいっ‐ぱなし【言いっ放し】イヒ‥
①言うだけ言って相手の返事・反応を気にかけないこと。
②言ったままで実行しないこと。
いい‐つ・める【言い詰める】イヒ‥
〔他下一〕[文]いひつ・む(下二)
①問いつめる。
②最後のところまで言う。
いい‐づら・う【言ひ論ふ】イヒヅラフ
〔他四〕
(「づらふ」は「あげつらふ」「かかづらふ」などの「つらふ」と同じ)あれこれ言う。万葉集13「―・ひありなみすれど」
いい‐つら・ねる【言い連ねる】イヒ‥
〔他下一〕[文]いひつら・ぬ(下二)
次々と並べ立てて言う。「不平を―・ねる」
いい‐つらのかわ【好い面の皮】‥カハ
(自分や他人の失敗・不幸を嘲笑的にいう時のことば)とんだ恥さらし。割の悪い目にあったこと。人情本、春色辰巳園「手めへの自由をされたら―だ」
イー‐ディー‐アイ【EDI】
(electronic data interchange)電子データ交換。コンピューター‐ネットワークを用いて商取引に関する情報を企業間で交換する仕組み。
イー‐ティー‐シー【ETC】
(electronic toll collection system)高速道路の料金を、料金所で止まって支払うことなく、自動的に精算するシステム。自動料金収受システム。
イー‐ディー‐ティー‐エー【EDTA】
(→)エチレンジアミン四酢酸の略称。
イー‐ディー‐ピー‐かいけい【EDP会計】‥クワイ‥
(EDPはelectronic data processingの略)コンピューターを用いた会計処理システム。コンピューター会計。
いいで‐さんち【飯豊山地】イヒ‥
山形・新潟・福島の県境の山地。主峰は飯豊山神社のある飯豊山(2105メートル)、最高峰は大日岳(2128メートル)。
飯豊山地
撮影:佐藤 尚
イーデン【Robert Anthony Eden, Earl of Avon】
イギリスの政治家。保守党員。1935〜38、40〜45、51〜55年外相。55〜57年首相。(1897〜1977)
イート‐イン
(和製語eat in)持ち帰りのできる飲食店の店内で、そこで買ったものをそのまま飲食すること。
いい‐とお・す【言い通す】イヒトホス
〔他五〕
どこまでも言い張る。最後まで同じ意見を言いつづける。「知らないと―・す」
いい‐とお・る【言ひ通る】イヒトホル
〔自四〕
①話のすじがよく通る。源氏物語帚木「ものよく―・れるを」
②自己の主張を固執して述べる。日葡辞書「イイトヲル」
いい‐とこ
(「いいところ」の略)
①取るべきところ。長所。利点。「奴も―ある」
②裕福な家庭。上流家庭。「―のぼんぼん」
③(副詞的に)どんなにがんばっても。せいぜい。「―10位入賞だ」
⇒いいとこ‐どり【いいとこ取り】
いいとこ‐どり【いいとこ取り】
自分の利益になるところだけを選んで取り、不都合なところは引き受けないこと。
⇒いい‐とこ
いい‐とし【好い年】
相当の年輩。分別ある年頃。また、相当の高齢。「―をしてみっともない」
いい‐ととの・う【言ひ調ふ】イヒトトノフ
〔他下二〕
言葉をつくして言いきかせる。源氏物語夕霧「わづかなるしも人をも―・へ」
いい‐とど・む【言ひ留む】イヒ‥
〔他下二〕
①言葉に表して他人の動作をやめさせる。源氏物語蓬生「―・むべき方もなくて」
②言葉に表して後まで残しておく。今鏡「いかなることのはも―・めまほしきに」
いい‐とよ【鵂鶹】イヒ‥
(古くはイヒドヨ)フクロウの古名。
いいとよあお‐の‐ひめみこ【飯豊青皇女】イヒ‥アヲ‥
履中天皇の皇女。市辺押磐いちのべのおしわ皇子の妹(王女とも)。清寧天皇の没後継嗣なく、一時政を執ったと伝えられ、飯豊天皇とも称される。
いい‐とり【好い鳥】
(→)「いいかも」に同じ。
いい‐と・る【言ひ取る】イヒ‥
〔他四〕
①言葉に表して伝える。雨月物語4「愚かなりともよく―・り侍らん」
②人の話を中途から自分が引き取って話す。
イートン【Eton】
ロンドンの西35キロメートル、ウィンザー城のテムズ川対岸にある町。
⇒イートン‐カラー【Eton collar】
⇒イートン‐カレッジ【Eton College】
イートン‐カラー【Eton collar】
襟腰が高く折返しの大きい白布製の襟。初めイートン‐カレッジの制服用。→カラー(図)。
⇒イートン【Eton】
イートン‐カレッジ【Eton College】
イギリスのパブリック‐スクール。1440年ヘンリー6世によりイートンに設立。寄宿舎制の男子校。留学生が多い。
⇒イートン【Eton】
いい‐なお・す【言い直す】イヒナホス
〔他五〕
前言のまちがいを改める。また、あらためてもう一度言う。言い改める。源氏物語夕霧「人の御名を、よさまに―・す人は難きものなり」。「誤りに気づいて―・す」「わかりやすく―・す」
いい‐なおすけ【井伊直弼】ヰ‥ナホ‥
幕末の大老。彦根藩主。掃部頭。徳川家茂いえもちを将軍の継嗣とし、また勅許を待たずに諸外国と条約を結び、反対派を弾圧したので(安政の大獄)、水戸・薩摩浪士らに桜田門外で殺された。(1815〜1860)
⇒いい【井伊】
いい‐なおたか【井伊直孝】ヰ‥ナホ‥
江戸初期の譜代大名。彦根藩主。直政の次男。掃部頭。大坂冬・夏の陣に功をたて、秀忠・家光・家綱の3代に仕えた。(1590〜1659)
⇒いい【井伊】
いい‐なおまさ【井伊直政】ヰ‥ナホ‥
安土桃山時代の武将。徳川四天王の一人。直孝の父。長久手の戦、小田原攻めなどに勇名をはせる。(1561〜1602)
⇒いい【井伊】
いい‐なか【好い仲】
仲がよい間柄。特に、男女が互いにすきあっている関係。
いい‐なが・す【言い流す】イヒ‥
〔他五〕
①言いふらす。言いひろめる。源氏物語藤裏葉「浅き名を―・しける川口は」
②言いっぱなしにする。
いい‐なし【言い做し】イヒ‥
①もっともらしく言うこと。狂言、武悪「それは汝が―であらう」
②とりなし。浄瑠璃、薩摩歌「この人の―とはいひつ、縁次第、仕合はせ次第」
いいなし‐ずし【飯無鮨】イヒ‥
魚肉を酢につけて押してならした、飯を用いない鮨。
いい‐な・す【言い做す】イヒ‥
〔他五〕
(ナスは、意識的にする意)
①ことさらに言う。源氏物語若紫「いたう嘆かしげにも―・さず」
②そうでないことをもっともらしく言う。源氏物語若菜下「掻きあはせ給はむ御琴の音も、試楽めきて人―・さむを」
いい‐なずけ【許嫁】イヒナヅケ
(「言い名付け」の意)双方の親の合意で幼少の時から婚約を結んでおくこと。また、その当人同士。広く婚約者をもいう。
いい‐なづ・く【言ひ名付く】イヒ‥
〔他下二〕
結婚の約束をする。太平記18「已に人の―・けて事定まりたる中をさけて」
いい‐なや・む【言い悩む】イヒ‥
〔他五〕
①言葉に出して心配する。狭衣物語4「春日の神もいかがおぼさんと、世の人々は―・めど」
②言いにくく思う。
いい‐ならわし【言い習わし】イヒナラハシ
昔から一般にそう言われている事柄・言葉。「土地の―」
いい‐ならわ・す【言い習わす】イヒナラハス
〔他五〕
①世間で習慣的にそのように言う。
②特定の人の口ぐせとして言う。
いい‐なり【言い成り】イヒ‥
言うがまま。言うとおり。いうなり。「人の―になる」「―どおり」
⇒いいなり‐さんぼう【言い成り三宝】
⇒いいなり‐しだい【言い成り次第】
⇒いいなり‐ほうだい【言い成り放題】
いいなり‐さんぼう【言い成り三宝】イヒ‥
(→)「言い成り次第」に同じ。浮世風呂2「病人の―にして上げなせえ」
⇒いい‐なり【言い成り】
いいなり‐しだい【言い成り次第】イヒ‥
言うがままにすること。また、なること。
⇒いい‐なり【言い成り】
いいなり‐ほうだい【言い成り放題】イヒ‥ハウ‥
(→)「言い成り次第」に同じ。
⇒いい‐なり【言い成り】
いい‐な・れる【言い馴れる・言い慣れる】イヒ‥
〔自他下一〕[文]いひな・る(下二)
①その言い方になれる。呼びなれる。
②(男女の間などで)言い寄って親しみなれる。源氏物語末摘花「こと多く―・れたらむ方にぞなびかむかし」
いい‐にく・い【言い難い】イヒ‥
〔形〕[文]いひにく・し(ク)
言うことがむずかしい。また、言うのがためらわれる。言いづらい。「―・い早口ことば」「直接本人には―・い」
いい‐ぬ・ける【言い抜ける】イヒ‥
〔他下一〕
うまく言いつくろってその場を切りぬける。言いのがれる。「巧みに―・ける」
いいぬま【飯沼】イヒ‥
姓氏の一つ。
⇒いいぬま‐よくさい【飯沼慾斎】
いいぬま‐よくさい【飯沼慾斎】イヒ‥
江戸後期の本草学者・蘭医。名は長順。通称、竜夫。伊勢亀山の人。小野蘭山に本草を学び、宇田川榛斎しんさいから蘭方の教えを受けた。主著「草木図説」。(1782〜1865)
⇒いいぬま【飯沼】
いい‐ね【言い値】イヒ‥
売手の言うままの値段。↔付値つけね
いい‐のがれ【言い逃れ】イヒ‥
言いのがれること。言いぬけ。
いい‐のが・れる【言い逃れる】イヒ‥
〔他下一〕[文]いひのが・る(下二)
うまく言いつくろってその場をのがれる。言いぬける。「言を左右にして―・れる」
いい‐のき【言い退き】イヒ‥
言って引きさがること。言って別れること。狂言、酢薑すはじかみ「とてもの事に秀句を―に致さう」
いい‐の・ける【言い退ける】イヒ‥
〔他下一〕[文]いひの・く(下二)
自説を主張して、相手の言い分をしりぞける。言い負かす。
いい‐のこ・す【言い残す】イヒ‥
〔他五〕
①話を十分に尽くさないで残す。言い落とす。「時間がたりなくて―・す」
②去るに際して、後に言いおく。「―・したいことがある」
いい‐のたて【言ひの立て】イヒ‥
勝手なことを言ってうわさを高めること。大鏡伊周「いでや、さありしかど、かかるぞかしと、人に―せさすな」
いい‐ののし・る【言ひ罵る】イヒ‥
〔他四〕
言い立てて騒ぐ。やかましくうわさする。源氏物語手習「いよいよいと尊きものに―・る」
いい‐の・ぶ【言ひ延ぶ】イヒ‥
〔他下二〕
いろいろに言って時を延ばす。隆信集「女のたのめし日を―・べつつ後の日をまてといひしかば」
いい‐のぼ・す【言ひ上す】イヒ‥
〔他下二〕
都へ便りなどをやる。天草本平家物語「都の守護に上せられた北条のもとへ鎌倉殿―・せらるるは」
いいのや‐ぐう【井伊谷宮】ヰ‥
静岡県浜松市引佐町井伊谷にある元官幣中社。祭神は後醍醐天皇の皇子宗良むねよし親王。
いい‐はぐ・れる【言い逸れる】イヒ‥
〔自他下一〕[文]いひはぐ・る(下二)
言う機会を失う。言いそびれる。「お礼を―・れる」
いい‐はげま・す【言ひ励ます】イヒ‥
〔他四〕
はげしい口調で言う。源氏物語帚木「にくげなることどもを―・し侍るに」
いい‐はじ・める【言い始める】イヒ‥
〔他下一〕[文]いひはじ・む(下二)
①言いだす。話し始める。
②男女が言い寄り始める。拾遺和歌集恋「雅正が娘に―・め侍りける」
いい‐は・つ【言ひ果つ】イヒ‥
〔他下二〕
言いおえる。言いきる。源氏物語蛍「ひたぶるに空言と―・てむも」
いい‐はな・つ【言い放つ】イヒ‥
〔他五〕
思うことを遠慮なく言う。断言する。公言する。「無能だと―・つ」
いい‐はや・す【言い囃す】イヒ‥
〔他五〕
①ほめそやして言う。おだてあげる。源氏物語帚木「さあるにより、かたき世とは定めかねたるぞやと―・し給ふ」
②盛んに評判する。
③失敗などを、言いふらしてからかう。
いい‐は・る【言い張る】イヒ‥
〔他五〕
自分の意見を述べてあくまで通そうとする。主張する。「自説を―・る」「無実だと―・る」
いい‐はる・く【言ひ晴く】イヒ‥
〔他下二〕
弁明して不審をはらす。申し開きをする。日葡辞書「アヤマリヲイイハルクル」
イー‐ばん【E判】
写真感光材料の大きさの一つ。8.2センチメートル×11.7センチメートル程度の大きさに対する慣用名。サービス‐サイズ。
イー‐ピー【EP】
EPレコードの略。
⇒イーピー‐レコード【EPレコード】
イー‐ビー‐アール‐ディー【EBRD】
(European Bank for Reconstruction and Development)(→)欧州復興開発銀行。
イー‐ビー‐アイ‐さっきんざい【EBI殺菌剤】
(ergosterol biosynthesis inhibitor)農薬の一種。子嚢菌・担子菌・不完全菌のエルゴステロール生合成を阻害する殺菌剤。浸透性が高く、低濃度で有効。急性経口毒性LD50は700程度。
イー‐ピー‐エー【EPA】
(eicosapentaenoic acid)(→)エイコサペンタエン酸の略称。
イー‐ピー‐エス【EPS】
(earning per share)1株当り純利益。税引後純利益を発行済株式数で割った比率。株価収益率を求めるのに用いられる。
イー‐ピー‐ユー【EPU】
(European Payments Union)(→)欧州決済同盟。
イーピー‐レコード【EPレコード】
(extended playing record)1分間45回転のレコード。ドーナツ盤。→LPレコード
⇒イー‐ピー【EP】
イー‐ビジネス【E-business; e-business】
(E、eはelectronicの略)インターネットなど電子媒体を活用した商取引や企業活動。
いい‐びつ【飯櫃】イヒ‥
めしびつ。小判形が多い。「いびつ」とも。
⇒いいびつ‐なり【飯櫃状】
いいびつ‐なり【飯櫃状】イヒ‥
小判形。楕円形。「いびつなり」とも。
⇒いい‐びつ【飯櫃】
いい‐ひと【好い人】
①善良な人。ときに、好人物。
②情人。恋人。
いい‐ひらき【言い開き】イヒ‥
言いわけ。弁解。弁明。申し開き。黒岩涙香、紳士の行ゑ「如何にも旨く―の工夫を考へしものなる哉」。「―が立たない」
いい‐ひら・く【言い開く】イヒ‥
〔他五〕
事情を説明して理由を明らかにする。言いわけする。
いい‐ひろ・ぐ【言ひ広ぐ】イヒ‥
〔他下二〕
言いひろめる。源氏物語椎本「あはあはしうなどは―・げずとも」
いい‐ひろ・める【言い広める】イヒ‥
〔他下一〕[文]いひひろ・む(下二)
世間に広く知らせる。言いふらす。
イー‐ファン【一翻】
(中国語)(「翻」は倍の意)マージャンで、上がり役がつくことにより得点が2倍になること。
イー‐ブイ‐エフ【EVF】
(electronic view finder)ビデオ‐カメラやデジタル‐カメラに用いる電子式ファインダー。電子ビュー‐ファインダー。光学ファインダーに対していう。
いい‐ふく・める【言い含める】イヒ‥
〔他下一〕[文]いひふく・む(下二)
くわしく言い聞かせて、事の次第・理由などをわからせる。「あらかじめ―・めておく」「事情を―・める」
いい‐ふ・せる【言い伏せる】イヒ‥
〔他下一〕[文]いひふ・す(下二)
説きふせる。論破する。
いい‐ふら・す【言い触らす】イヒ‥
〔他五〕
多くの人に知れるように言いひろめる。吹聴ふいちょうする。「秘密を―・す」
いい‐ふ・る【言ひ触る】イヒ‥
〔他下二〕
①ことばをかける。話しかける。言いよる。源氏物語宿木「かかるついでに、もの―・れむとおぼすに」
②言いふらす。うわさする。好色五人女1「清十郎とりてにげしと―・れて」
いい‐ふる・す【言い古す・言い旧す】イヒ‥
〔他五〕
珍しくなくなるほど何度も言う。「―・された話」
いいふれ‐ぐさ【言触れ種】イヒ‥
うわさのたね。
いい‐ぶん【言い分】イヒ‥
①(その人の)言いたい事柄。言うべき箇条。また、もんく。「双方の―を聞く」「―が通る」
②口論。いさかい。歌舞伎、傾城壬生大念仏「最前お姫様と―をなされました上で」
イーブン【even】
①相等しいこと。スポーツで、得点が同じであること。
②ゴルフで、打数または勝ったホール数が同じであること。
⇒イーブン‐パー【even par】
⇒イーブン‐ペース【even pace】
イーブン‐パー【even par】
ゴルフのストローク‐プレーで、パー(基準打数)でプレーをすること。また、そのスコア。
⇒イーブン【even】
イーブン‐ペース【even pace】
均等のペース。特に長距離走で、同じ速度を保って走ることにいう。
⇒イーブン【even】
いい‐へら・す【言ひ減らす】イヒ‥
〔他四〕
相手をけなす。悪口を言って人をへこませる。〈日葡辞書〉
いい‐ぼ【飯粒】イヒ‥
①めしつぶ。神功紀「―を取りて餌として」
②(形が1に似ているから)「いぼ」の古形。〈類聚名義抄〉
いい‐ほぐ・す【言ひ解す】イヒ‥
〔他四〕
①わけを言って疑いを解く。いいほどく。
②言葉で攻撃する。反対する。
いい‐ほど・く【言ひ解く】イヒ‥
〔他四〕
(→)「いいほぐす」に同じ。
いい‐まえ【言い前】イヒマヘ
①言いわけ。口実。言い分。〈和英語林集成2版〉
②言い方。夏目漱石、明暗「よし嘘でないとした所で、単に口先の―と思はなければならなかツた」
いい‐まか・す【言い負かす】イヒ‥
〔他五〕
ことばで争って相手をへこます。言いふせる。「先輩を―・す」
いい‐まぎら・す【言い紛らす】イヒ‥
〔他五〕
(→)「いいまぎらわす」1に同じ。
いい‐まぎらわ・す【言い紛らわす】イヒマギラハス
〔他五〕
①本筋からそれたことを言ってごまかす。いいまぎらす。源氏物語薄雲「異事ことごとに―・し給ひつ」
②他人の話に口を出して乱す。能因本枕草子物語をもせよ「さかしらにいらへうちして、こと人と物―・す人いと、にくし」
いい‐まく・る【言い捲る】イヒ‥
〔他五〕
やたらにしゃべり立てる。まくしたてる。「自分のことを―・る」「負けずに―・る」
いい‐ま・ける【言い負ける】イヒ‥
〔自下一〕
言い争って負ける。「弟に―・ける」
いい‐ま・げる【言い曲げる】イヒ‥
〔他下一〕
事実や道理をゆがめて言う。
いい‐まさぐ・る【言ひ弄る】イヒ‥
〔他四〕
いろいろ言ってからかう。無名草子「強ひて召し出でてとかく―・り」
いい‐まつわ・す【言ひ纏はす】イヒマツハス
〔他四〕
くわしく言い聞かせる。宇津保物語俊蔭「誰か―・し知らせむ」
いい‐まろ・む【言ひ丸む】イヒ‥
〔他下二〕
言いくるめる。
いい‐まわし【言回し】イヒマハシ
言いあらわし方。言いよう。言葉の使い方。「―が下手だ」「もってまわった―」
いい‐まわ・す【言い回す】イヒマハス
〔他五〕
①ことば巧みに言う。源氏物語帚木「むべむべしく―・し侍るに」
②広く告げ知らせる。宇治拾遺物語3「かかる処こそあれと―・して」
③遠回しに言う。〈日葡辞書〉
いい‐みだ・る【言ひ乱る】イヒ‥
〔他四〕
口を出して話の邪魔をする。言ってさまたげる。源氏物語手習「かばかりにしそめつるを―・るも物しと思ひて」
いい‐みみ【好い耳】
いい話。傾城買二筋道「かげながら―を聞きてへ」
いい‐むか・う【言ひ逆ふ】イヒムカフ
〔他下二〕
逆らって言う。源氏物語紅葉賀「事のついでごとに―・ふるくさはひなるを」
いい‐むし【飯蒸し】イヒ‥
水で戻したもち米を蒸した料理。様々な具を入れて蒸すこともある。
いい‐め【好い目】
(「言う目」からか)望みどおりのこと。好運。「―が出る」
⇒好い目を見る
大辞林の検索結果 (0)
広辞苑+大辞林に「意到りて筆随う」で始まるの検索結果。