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広辞苑の検索結果 (1)
ふる・う【振るう・揮う・奮う】フルフ🔗⭐🔉
ふる・う【振るう・揮う・奮う】フルフ
[一]〔自五〕
(ものが自分の持つ生命力・活力を発揮して震動するのが原義)
①盛んになる。勇み立つ。発奮する。いきおいづく。地蔵十輪経元慶点「広く美うるわしき声誉ほまれ十方に流れ振フルフ」。「国力が大いに―・う」「―・って御参加下さい」
②突飛である。奇抜でおもしろい。「理由が―・っている」
[二]〔他五〕
①思うままにふり動かして活動させる。古今著聞集11「金岡、筆を―・ひて絵かける中に」。平家物語4「花の下の春の遊びには、紫毫を―・つて手づから御作を書き」
②振り動かす。ゆり動かす。枕草子259「かけ竹うち割りなどしていとかうがうしうしたてて、うち―・ひ祈ることどもいとさかし」。「采配さいはいを―・う」「拳を―・う」
③存分に発揮する。大いに駆使する。平家物語6「さしも日本一州に名を揚げ威を―・ひし人なれども」。日葡辞書「イセイ(威勢)ヲフルウ」。「腕を―・う」「熱弁を―・う」
④あるだけ全部出しきる。蕩尽とうじんする。栄華物語あさ緑「御八講せさせ給はむとてよろづこたみは我が宝―・ひてむとのたまはせて」
⑤勇みたたせる。はげます。白氏文集天永点「奮フルヒ呼ばうて死を効いたさむことを乞ふ」。「勇気を―・って立ち向かう」
⑥振り動かして払い落とす。猿蓑「蚤を―・ひに起きし初秋」(芭蕉)
⑦(普通「篩う」と書く)
㋐篩ふるいにかけて物をよりわける。西大寺本最勝王経平安初期点「一処に擣つき篩フルヒて、其の香末を取れ」。徒然草「よねつき―・ひたるに似たれば粉雪といふ」。「小麦粉を―・う」
㋑転じて、価値あるものと無いもの、優れたものと劣ったものとをえりわける。選抜する。「志願者を試験で―・う」
◇一般には「振」を使うが、[一]1、[二]1〜3では「揮」を使うことも多い。心をわきたたせる意では「奮」を使う。
大辞林の検索結果 (2)
ふる・う【振るう・揮う】🔗⭐🔉
ふる・う フルフ [0] 【振るう・揮う】 (動ワ五[ハ四])
〔動詞「振る」に接尾語「ふ」の付いたもの〕
□一□(他動詞)
(1)大きく振り動かす。「拳を―・う」「木刀を―・う」
(2)振り動かして中の物を出す。「財布を―・っても何も出ない」
(3)思うままに使いこなして,そのものの持つ能力を十分に表す。「大鉈(オオナタ)を―・う」「健筆を―・う」「熱弁を―・う」「台風が猛威を―・う」「暴力を―・う」
(4)すっかり出す。「よろづこの度は我が宝―・ひてむ/栄花(浅緑)」
□二□(自動詞)
(1)勢いが盛んになる。気力が充実する。「商業が大いに―・う」「成績が―・わない」
(2)奇抜である。とっぴである。《振》「―・った話だ」「理由が―・っている」
[可能] ふるえる
[慣用] 腕を―・大鉈(オオナタ)を―・怖気(オジケ)を―
ふるう【振るう】(和英)🔗⭐🔉
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