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広辞苑の検索結果 (3)

ほ‐い【本意】🔗🔉

ほ‐い本意】 (ホンイのンの表記されなかった形) ⇒ほんい。伊勢物語「それを―にはあらで、志深かりける人、行きとぶらひけるを」→本意無し

ほい‐な・し【本意無し】🔗🔉

ほい‐な・し本意無し】 〔形ク〕 ①本来の気持に反していて残念である。源氏物語若紫「同じさまにのみあるを、―・しとおぼす」 ②本来のあり方に反している。本来の趣旨ではない。源氏物語絵合「いま、あらため書かむ事は、―・き事なり」 ③期待はずれで気に入らない。平家物語3「―・かりしは右大将宗盛卿の最愛の北の方におくれ奉りて、大納言大将両職を辞して籠居せられたりし事」 ④(滋賀県で)あっけない。「―・い最後やった」

ほん‐い【本意】🔗🔉

ほん‐い本意】 (ホイとも) ①もとからの心。本来の意思。本懐。今昔物語集6「父の―の如くに此の仏を震旦に渡し」。「―ではない」 ②まことの意味。真意。平家物語5「今度の都遷りの―をいかにといふに」 ③本来あるべきさま。本義。毎月抄「有心うしん体にすぎて歌の―と存ずる姿は侍らず」

大辞林の検索結果 (5)

ほ-い【本意】🔗🔉

ほ-い [1] 【本意】 〔「ほんい」の撥音「ん」の無表記〕 ほんとうの考え。本来の目的。ほんい。「この人の宮仕への―,必ず遂げさせ奉れ/源氏(桐壺)」 →本意無い(形)

ほい=有・り🔗🔉

――有・り (1)もとからそう考えている。「猶かの―・る所にうつろひ給へ/源氏(松風)」 (2)期待どおりになってうれしい。「―・る心地すべけれ/源氏(末摘花)」

ほい-な・い【本意無い】🔗🔉

ほい-な・い [3] 【本意無い】 (形)[文]ク ほいな・し (1)期待はずれだ。飽き足りない。「お糸さんは…顔も見せない。私は何となく―・かつた/平凡(四迷)」 (2)本来の意向に反する。不本意である。「かへすがへす―・くこそ覚え侍れ/竹取」

ほん-い【本意】🔗🔉

ほん-い [1] 【本意】 〔古くは「ほい」とも〕 (1)本来の意図や気持ち。本当の考え。真意。「相手の―がどの辺にあるかわからない」「―から出た言葉ではない」 (2)もとからの考え。本来の望み。本懐。「―を遂げる」 (3)本当の意味。本義。 (4)和歌・連歌・能楽・俳諧用語。そのものの本来的な性質・あり方・情趣のこと。春の月はおぼろにかすむものとする類。本情。

ほんい【本意】(和英)🔗🔉

ほんい【本意】 one's real intention;one's original purpose.〜ならずも against one's will.

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