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広辞苑の検索結果 (4)

まつ‐かさ【松毬・松笠】🔗🔉

まつ‐かさ松毬・松笠】 ①松の果実。まつぼっくり。まつふぐり。まつだんご。 ②紋所の名。1にかたどったもの。 ⇒まつかさ‐うお【松毬魚】 ⇒松毬より年嵩

まつかさ‐うお【松毬魚】‥ウヲ🔗🔉

まつかさ‐うお松毬魚‥ウヲ マツカサウオ科の海産の硬骨魚。全長15センチメートル。外観はまつかさに似、黄色。頤あごにある一対の発光器はバクテリアの作用で光る。 マツカサウオ 提供:東京動物園協会 ⇒まつ‐かさ【松毬・松笠】

○松毬より年嵩まつかさよりとしかさ🔗🔉

○松毬より年嵩まつかさよりとしかさ なんといっても長年の経験が大事だということ。亀の甲より年の劫こう⇒まつ‐かさ【松毬・松笠】 まつ‐かざり松飾り】 新年に門口などに飾り立てる松。門松。〈[季]新年〉 まっかせ任せ】 〔感〕 (動詞マカスの命令形の促音化。任せておけの意)合点だ。よしきた。浄瑠璃、博多小女郎波枕「荷物請け取れ、―と」 ⇒まっかせ‐ごえ【任せ声】 まつ‐かぜ松風】 ①松を吹く風。また、その音。万葉集3「―に池浪立ちて」 ②小麦粉に砂糖・水飴を加えてまぜ、水で溶きのばし、鉄板で上から強く焼いて、罌粟けし粒を散らしつけた干菓子。裏には模様がないので「うら(浦)淋し」の意で松風と名づけたともいう。 ③茶の湯で、釜の湯のたぎる湯相の音。 ⇒まつかぜ‐そう【松風草】 ⇒まつかぜ‐つき【松風月】 まつかぜ松風】 ①能。鬘物。田楽能の古曲「汐汲しおくみ」をふまえ、観阿弥作曲の一節をも取り入れて、世阿弥が改作したもの。須磨浦の汐汲女松風・村雨の姉妹が在原行平に愛されたことを脚色する。 →文献資料[松風] ②1に取材した浄瑠璃・歌舞伎舞踊などの通称。富本節の「徒髪恋曲者いたずらがみこいはくせもの」、長唄の「汐汲」「浜松風」など。 ③山田流箏曲。中能島検校・3世山木検校作曲。松風の銘ある箏に因んだ歌詞で、能の「松風」とは無関係。故人を偲ぶ思いを主題とする。 ④源氏物語の巻名。明石上と明石入道との別離、大堰おおい邸に移った明石上を源氏が訪れるくだりが中心。 ⇒まつかぜ‐むらさめ【松風村雨】 ⇒まつかぜ‐もの【松風物】 まっかせ‐ごえ任せ声‥ゴヱ 「よしきた」と叫ぶ声。 ⇒まっかせ【任せ】 まつかぜ‐そう松風草‥サウ ミカン科の多年草。山地に生え、高さ約60センチメートル。葉は羽状複葉で臭気が強い。秋、茎頂に多数の小白花を開く。臭節草。 ⇒まつ‐かぜ【松風】 まつかぜ‐つき松風月】 陰暦6月の異称。 ⇒まつ‐かぜ【松風】 まつかぜ‐むらさめ松風村雨】 能・浄瑠璃・歌舞伎などに登場する汐汲女の姉妹、松風と村雨。また、二人を主人公とする作品群の通称。須磨に流された在原行平に愛された女性たちという。 ⇒まつかぜ【松風】 まつかぜ‐もの松風物】 能の「松風」に取材した歌謡・戯曲・舞踊などの総称。「松風村雨物」とも。 ⇒まつかぜ【松風】 まつかた松方】 姓氏の一つ。 ⇒まつかた‐コレクション【松方コレクション】 ⇒まつかた‐さぶろう【松方三郎】 ⇒まつかた‐まさよし【松方正義】 まっか‐だいこんまっか大根】 (東北地方で)(→)嫁御大根よめごだいこんに同じ。 まつかた‐コレクション松方コレクション】 実業家の松方幸次郎(正義の3男1865〜1950)が長年にわたりヨーロッパで集めた絵画・彫刻の蒐集品。19〜20世紀フランス美術を中心に、浮世絵も含む。→国立西洋美術館⇒まつかた【松方】 まつかた‐さぶろう松方三郎‥ラウ 登山家・ジャーナリスト。本名、義三郎。東京生れ。正義の13男。京大卒。日本山岳会・日本山岳協会会長。通信社の発展にも尽くした。(1899〜1973) 松方三郎 撮影:田村 茂 ⇒まつかた【松方】 まつかた‐まさよし松方正義】 財政家・政治家。薩摩藩士。1881年(明治14)大蔵卿となり、紙幣整理・日本銀行設立・官業払下げなどにより西南戦争後の財政危機を克服、近代的紙幣制度を確立(松方財政)。蔵相・首相を歴任して金本位制の確立など国家財政の整備に尽くした。のち元老。公爵。(1835〜1924) ⇒まつかた【松方】 まっかつ靺鞨】 ツングース族の呼称の一つ。周の粛慎、漢・魏の挹婁ゆうろう、南北朝の勿吉もっきつなどはみな旧称で、この名称が起こったのは6世紀後半。有力な部族が7部族あり、その一つである粟末ぞくまつ靺鞨族の支配者、大祚栄が中心になって渤海国が起こり、また、黒水靺鞨はのちに女真と称した。 まつ‐が‐ね松が根】 松の根。万葉集7「岸の―打ち曝さらし寄せ来る波の」 ⇒まつがね‐の【松が根の】 まつがね‐の松が根の】 〔枕〕 「待つ」「絶ゆ」にかかる。 ⇒まつ‐が‐ね【松が根】 まつ‐がみ松紙】 松葉色に染めた紙。宇津保物語貴宮「まゆみの紙、青紙、―、筆など積みて」 マッカリ (朝鮮語 makkŏlli)朝鮮酒の一種。穀類に小麦麹を加えて発酵させた濁り酒。マッコルリ。マッコリ。 まつ‐かれは松枯葉】 カレハガ科のガ。全体茶褐色で大形。開張5〜7センチメートル。前翅は黒帯と点斑列とがある。幼虫は松毛虫で、松の葉を食う法定森林害虫。 松毛虫 撮影:海野和男 マツカレハ 撮影:海野和男 まつ‐かわ松皮‥カハ ①松の樹皮。 ②悪性で、かさぶたが松の樹皮のようになった疱瘡ほうそう。〈運歩色葉集〉 ③松皮菱びしの略。謡曲、調伏曾我「右巴は小山の判官、―は小笠原」 ④鷹狩で、犬飼がかぶる帽子。 ⇒まつかわ‐がみ【松皮紙】 ⇒まつかわ‐はだ【松皮肌】 ⇒まつかわ‐びし【松皮菱】 ⇒まつかわ‐ぶき【松皮葺き】 まつかわ‐がみ松皮紙‥カハ‥ ①檀紙の別名。 ②松葉紙。 ⇒まつ‐かわ【松皮】 まつかわ‐じけん松川事件‥カハ‥ 1949年8月17日東北本線松川駅付近での列車転覆事件。国鉄などの人員整理に反対する共産党員らの暴力行為として党員・労組員らが逮捕されたが、広津和郎らの救援活動が世論を喚起。第一・二審で有罪、63年最高裁で全員無罪が確定。 列車転覆現場 提供:毎日新聞社 まつかわ‐はだ松皮肌‥カハ‥ 刀の地肌に金筋のような刃文が地に多く交じって渦巻いているもの。 ⇒まつ‐かわ【松皮】 まつかわ‐びし松皮菱‥カハ‥ 文様または紋所の名。菱を小・大・小と3階に配した輪郭が松の皮のように見えることによる。→菱(図)⇒まつ‐かわ【松皮】 まつかわ‐ぶき松皮葺き‥カハ‥ 平瓦だけを並べ、その継ぎ目に漆喰しっくいを小高く塗って丸瓦を伏せたさまに葺くこと。 ⇒まつ‐かわ【松皮】 まっ‐かん末巻‥クワン 最後の巻。すえのまき。 まっ‐き末期】 ①終りの時期。末の時期。「中世―」↔初期。 ②⇒まつご⇒まっき‐てき【末期的】 まつ‐ぎ末技】 ①枝葉の技芸。 ②未熟なわざ。 ま‐づき真搗き】 麦のつき方。水に浸したものを日に乾かし、水を注いで再びつくこと。また、そのもの。 まっき‐てき末期的】 物事が終りに近づいているさま。かつての勢いを失って立ち直りがたいさま。「―症状」 ⇒まっ‐き【末期】 まつ‐ぎみ公卿⇒まえつぎみ まっ‐きゃく末客】 茶会で一座した客の中で、一番下座に座る客。茶会の進行を手助けする役。詰め。お詰め。 マッキューアンIan McEwan】 イギリスの小説家。現代のモラルの諸相を扱うことが多い。作「アムステルダム」など。(1948〜) マッキントッシュmackintosh】 (考案者名に因む)ゴム引き防水布製レインコート。転じてレインコートの別称。 マッキンリーMcKinley】 ①(William McKinley)アメリカ合衆国第25代大統領(1897〜1901)。共和党員。保護関税と金本位制を推進。在任中、合衆国は米西戦争に勝利し、ハワイ・フィリピンなど海外領土を獲得。再選後、無政府主義者に暗殺される。(1843〜1901) マッキンリー 提供:オフィス史朗 ②北アメリカ、アラスカ州中部の火山。標高6194メートル。北アメリカ大陸の最高峰。1の名に因む。正称デナリ。 まっきん‐る末金鏤】 漆塗面に金の鑢粉やすりふんを蒔いて絵模様を作り、再び漆を塗りその模様を研ぎ出す漆工芸技法という。正倉院宝物中の金銀鈿荘唐大刀に関する記述に見える語。 まつくい‐むし松食い虫・松喰い虫‥クヒ‥ 松に大害を与える害虫の総称。特に、マツキボシゾウムシ・マツノキクイムシ・マツノマダラカミキリなどの甲虫をいう。 マックスmax】 (maximumの略)最大。最大限。「―で5000人収容できる会場」 マックスウェルMaxwell⇒マクスウェル まっ‐くすみ真っくすみ】 非常にきまじめで固くなっているさま。竹斎「いかにも容儀にかまへて―になり」 まつ‐ぐみ松胡頽子】 ヤドリギ科の寄生小低木。主にマツに寄生。葉は長さ2〜3センチメートル、革質で厚く、光沢があり、長倒卵形。夏、紅色の小花をつけ、翌春、赤い液果が熟し、利尿剤となる。 まっ‐くら真っ暗】 まったく暗いさま。暗黒。また、まったく知らないこと。比喩的に、将来の見通しが立たず望みもまったくないこと。「目の前が―になる」「お先―」 ⇒まっくら‐がり【真っ暗がり】 ⇒まっくら‐さんぼう【真暗三宝】 ⇒まっくら‐やみ【真っ暗闇】 まつくら松倉】 姓氏の一つ。 ⇒まつくら‐しげまさ【松倉重政】 まっくら‐がり真っ暗がり】 まっくらなこと。また、その所。 ⇒まっ‐くら【真っ暗】 まっくら‐さんぼう真暗三宝】 やみくもに。めちゃくちゃに。人情本、清談松の調「―逃げ出して来ましたは」 ⇒まっ‐くら【真っ暗】 まつくら‐しげまさ松倉重政】 安土桃山・江戸初期の武将。1616年(元和2)以降肥前島原藩主。領内のキリシタン弾圧は島原の乱の遠因をつくった。( 〜1630) ⇒まつくら【松倉】 まっくら‐やみ真っ暗闇】 まったくのくらやみ。 ⇒まっ‐くら【真っ暗】 まっ‐くろ真っ黒】 ①まったく黒いさま。「―な雲」「顔が―に焼ける」「泥で―になる」 ②非常に暗いさま。中華若木詩抄「雪降る中は―でわけも見えぬなり」 ③専心してわき目もふらないさま。また、烈しいさま。厳重なさま。太平記38「馬を―に馳せ懸けて」 まっ‐くろ・い真っ黒い】 〔形〕 真っ黒の色である。まったく黒い。 まつげ睫・睫毛】 (「目つ毛」の意)まぶたのふちにある毛。〈倭名類聚鈔3⇒睫を濡らす ⇒睫を読まれる まつ‐げい末芸】 つまらない技芸。未熟な技芸。 まつ‐けむし松毛虫】 マツカレハの幼虫。松の葉を食う大形の毛虫。褐色と灰黒色との細斑を混じ、白色と黄褐色の鱗毛がその上を覆う。胸部背面に2個の横皺があって、中に藍黒色の短毛を密生。 松毛虫 撮影:海野和男

まつ‐ふぐり【松陰嚢・松毬】🔗🔉

まつ‐ふぐり松陰嚢・松毬】 「まつかさ」の別称。

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ちちり【松毬】🔗🔉

ちちり 【松毬】 松かさ。ちちりん。「松の葉の散り失せぬ,―を拾ひ集め/浮世草子・新可笑記 4」

まつ-かさ【松笠・松毬】🔗🔉

まつ-かさ [3] 【松笠・松毬】 (1)松の実。種子は鱗片(リンペン)の内側にある。まつぼっくり。まつふぐり。 (2)家紋の一。{(1)}を図案化したもの。葉を取り合わせるものもある。

まつかさ-うお【松毬魚】🔗🔉

まつかさ-うお ―ウヲ [4] 【松毬魚】 キンメダイ目の海魚。全長15センチメートルほど。体は楕円形で丸みを帯び,全身が大形の硬い鱗(ウロコ)におおわれ,松かさを思わせる。体は黄色で,下顎に一対の,発光バクテリアが共生する発光器官をもつ。観賞魚。食用にもなる。本州中部以南に広く分布。イシガキウオ。ヨロイウオ。グソク。

まつかさ【松毬】(和英)🔗🔉

まつかさ【松毬】 a pine cone.

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