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広辞苑の検索結果 (3)

ひ‐きょう【比興】🔗🔉

ひ‐きょう比興】 ①ある物事を他の物事にたとえて興ずること。おかしく興あること。おもしろいこと。古今著聞集16「―の事也。かの卿聞かれて入興せられけるとなむ」 ②(「非拠」の転、一説に非興の意とも) ㋐不都合なこと。非理。十問最秘抄「強く下種げすしくするも又―なり」 ㋑下品で、卑しいこと。〈日葡辞書〉 ㋒卑劣なこと。 ㋓勇気のないこと。武道伝来記「―なる侍」→卑怯⇒ひきょう‐もの【比興者】

ひ‐きょう【卑怯】‥ケフ🔗🔉

ひ‐きょう卑怯‥ケフ (「比興」の当て字という) ①心が弱く物事に恐れること。勇気のないこと。臆病。 ②心だてのいやしいこと。卑劣。「―な騙し討ち」 ⇒ひきょう‐もの【卑怯者】

ひきょう‐もの【比興者】🔗🔉

ひきょう‐もの比興者】 不都合な者。心のいやしい者。きたない奴。狂言、鈍根草「みなたべたとは、―めが」 ⇒ひ‐きょう【比興】

大辞林の検索結果 (2)

ひ-きょう【比興】🔗🔉

ひ-きょう [0] 【比興】 ■一■ (名) 〔「詩経」でいう漢詩の六体のうち「比」と「興」とから〕 他のものにたとえておもしろく表現すること。「―争ひ宣(ノ)べて気質衝揚せり/性霊集」 ■二■ (名・形動ナリ) (1)おもしろいこと。おかしいこと。また,そのさま。「其の鳥をとらへて毛をつるりとむしりてけり。二品聞かれて―の事に思ひて/著聞 16」 (2)いぶかしいこと。不都合なこと。また,そのさま。「この条,不可説なり不可説なり,―の事なり/歎異抄」 (3)つまらないこと。下らないこと。また,そのさま。「只当世様は,珍体を以て風情と為し,淳朴を以て―の義と為す/異制庭訓往来」 (4)正々堂々としていない・こと(さま)。卑怯。「やあ―なり,松右衛門/浄瑠璃・ひらかな盛衰記」 〔■二■(2) 以下は「非拠(ヒキヨ)」あるいは「非興」の転とも〕

ひきょう-もの【比興者】🔗🔉

ひきょう-もの 【比興者】 困った人間。仕様のない者。「みなたべたとは,―めが/狂言・鈍根草」

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