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広辞苑の検索結果 (2)

り‐ねん【理念】🔗🔉

り‐ねん理念】 ①〔哲〕(Idee ドイツ)プラトンのイデアに由来し、感覚世界の個物の原型である非感覚的な永遠の真実在。中世哲学でも神の精神の中にある個物の原型という意味を持ったが、近世、デカルトやイギリス経験論では人間の心的内容たる観念(アイディア)の意味に転化した。他方、カントは世界・神・霊魂など経験を超えた対象を超越論的理念または純粋理性概念と呼び、理論的認識の対象とはならないが認識の限界や目標を定める規制的原理としての意義を認めた。その後ヘーゲルは再び理念を絶対的な実在を意味するものとし、その弁証法的自己発展によって自然・精神の世界が成立するとした。現代では決断や解釈の目的として存在論的な含意なしに用いられる。→イデア→観念。 ②俗に、事業・計画などの根底にある根本的な考え方。「創業の―」 ⇒りねん‐けい【理念型】

りねん‐けい【理念型】🔗🔉

りねん‐けい理念型】 (Idealtypus ドイツ)M.ウェーバーの社会科学方法論の重要な概念の一つ。ある現象について、現実をありのままに再現するのではなく、現実には分散的に存在している諸特徴をとりだし、それ自身矛盾のないように構成したもの。現実に対するあるべき規範ではなく、実在の現象と比較し、またその文化的意義を明らかにするための手段。理想型。 ⇒り‐ねん【理念】

大辞林の検索結果 (3)

り-ねん【理念】🔗🔉

り-ねん [1] 【理念】 (1)物事のあるべき状態についての基本的な考え。「教育の―」 (2)〔哲〕 〔(ドイツ) Idee〕 理性の働きとして得られる最高概念。プラトンで存在者の原型・形相ととらえられたイデアは,近世のデカルトやイギリス経験論では主観としての人間の意識内容,観念の意に限定された。これに対しカントでは,無制約者(魂・世界・神)についての理性の先天的概念。またヘーゲルでは,世界の過程のうちに己を弁証法的に展開する精神的・絶対的実在であるとされる。

りねん-けい【理念型】🔗🔉

りねん-けい [0] 【理念型】 〔(ドイツ) Idealtypus〕 マックス=ウェーバーの社会科学方法論の概念の一。特定の観点より現象の本質的・特徴的側面を抽出,それを純粋化・統一化して矛盾のない論理的な理想像として構成した型。現象を測定・比較し,社会を理解し因果的に認識するための手段となる。理想型。

りねん【理念】(和英)🔗🔉

りねん【理念】 an idea.→英和

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