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わり‐な・い【理無い】🔗🔉

わり‐な・い理無い】 〔形〕[文]わりな・し(ク) (「ことわりなし」の意) ①道理がない。分別がない。わきまえがない。古今和歌集「―・くも寝てもさめても恋しきか」 ②堪え難く苦しい。しかたがない。しようがない。やるせない。源氏物語空蝉「腹を病みていと―・ければ」 ③一通りでない。ことのほかである。はなはだしい。能因本枕草子すさまじきもの「にくさ―・し」 ④殊勝だ。いじらしい。奥の細道「春を忘れぬ遅ざくらの花の心―・し」 ⑤へだてがない。ねんごろだ。浄瑠璃、出世景清「子とも婿ともかしづき給ふ心ざしこそ―・けれ」。「―・い仲」

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わり-な・い【理無い】🔗🔉

わり-な・い [3] 【理無い】 (形)[文]ク わりな・し 〔「理(コトワリ)無し」の意から〕 (1)理屈では割り切れないほどの深い関係だ。特に,男女関係についていう。「―・い仲になる」 (2)道理に合わない。筋が通らない。むちゃくちゃだ。「人のうへいふを腹立つ人こそいと―・けれ/枕草子 270」 (3)どうしようもなくつらい。やりきれない。「手にてもえさし出づまじう,―・し/枕草子 184」 (4)やむを得ない。避けられない。「いみじう酔ひて,―・く夜ふけてとまりたりとも/枕草子 196」 (5)ひととおりでない。格別だ。「―・うふるめきたる鏡台の/源氏(末摘花)」 (6)非常にすぐれている。すばらしい。「みめかたち心ざま,優に―・きもので候とて/平家 10」 [派生] ――さ(名)

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